二次試験1日目終わり。
小論文できた。
適性検査はあんなもんなんかな。
1日目は無事終了した。

問題は2日目。
集団討論はなんとかなるとして、面接だ。面接を落第点にしてはならない。
今日も4時から練習だ!

試験に集中しなければと思いつつ、井上くんの姿をずっと探してしまって、トイレにでも向かおうかという時、隣の隣の教室ぐらいにいた。
なんだか大きい男の人と話していたみたいだけど、わたしがそれとわかった時に、ひょこっと井上くんの頭が動いた気がした。お互い顔を見れる距離になって、こんにちは、と言いあった。いつも積極的に挨拶してくれるのは、なんだろう、主義なのかな。知ってる人は自分から、とか。それだけで嬉しくなって、にこやかに挨拶するだけでいっぱいいっぱいになっちゃった。
トイレが混んでいたのを理由に井上くんと話せるかとすぐ戻ったけど、照れてしまって通り過ぎるだけだった。

試験終わりに帰っていく井上くんと目が合ったけど、特にリアクションもされず、大きな男の人とずっと話していた。それが後々寂しくて、最後の姿になるかもしれないのにと思い返していた。その程度。わたしが他の塾の人をそれ以上と思わないように、その程度の存在でしかなかったのかな。
外に出ても、もう姿はなかった。

村上さんと仲良くなれた。
この人とももう塾でも会えないかもしれないのに、ちゃんと連絡先聞けばよかった。女の子にそんなこと思うのも久しぶりだった。最初印象悪かったのにな。帰りがけ、好意に甘えればよかった。あなたがいたから試験寂しくなかったよ。また会いたい。

塾ロスとかするのかな。
試験勉強も試験も楽しかった。
最大の山場はこれからだけど。

朝、いつもより5分ほど早く着いて、周りに車がないなと思いつつ入り口に向かうと、向こうから井上くんがやってきた。

タイミングばっちりで、並んで入り口まで向かう。この辺で幸福度MAX。面接いつですか、と向こうから聞いてくれ、7日です、いつですかと聞くと、6日なんですぐ終わるんです、と返してくれた。入り口を開けて中に入れてくれた。井上くんにエスコート。いつもならガチガチだったろうけど、今日は面接で気持ちを作っていたので平常心さ。入り口を閉めてくれた井上くんを振り返って、話しかける余裕。話題にと思っていた、面接、自信ありますか、と聞いてみた。そしたら今日が今週初めてなんですよね、というので驚いた。ちょっと開いちゃって、と。そっかぁ、すれ違いかと思ってたら来てなかったのかぁ。二次より一次で大変で、というので、あぁ、わたしもだめだと思っていた、というと、自己採点もしてないんですよね、と教えてくれた。じゃあ、もうあえて知らないで臨むんですか、と聞くと、そうみたいだった。3階の通路をもう会話なく進むと、教室のドアをまた開けてくれた。さっきからすいません、と言って中に入る。そこで言うおはようございますの優越感。なんだろう、達成感。もう顔がほわ〜ってなってたと思うね。
その後しばらく、文字が頭に入ってこない。やっぱり勉強には支障が出る。しかしそれ以上に得るものがある。とか思う。声が素敵。色っぽすぎる。

討論の班はやっぱり外れて、面接までの数十分を教室で過ごす。なんだか少し大胆になって、目が合いたいと思う。遠慮のない盗み見。足首とか、足とか。二の腕とか。うなじとか。振り返ったりすると、じっと見たけど目はあんまり合わなかった。全然進まない勉強。
帰りがけ、目を見たけどそこでも合わなかったな。なんだろう、不躾すぎたのかな。だって、目を見たいんだもの。

明日会えるかな。また話したいな。
午後の勉強会は来るのかな。
面接日は違うから、会えるとしたら明日が最後だな。やっとちょっと話せたのに。もう少し一緒にいたいというのは、一方的な思いなのかな。
あなたのこと好きだな。

今朝車があったから、ウキウキと教室に向かったけど結局来なかった。
隣のホールであった研修に参加していたようだった。担任教師対象の研修ということだったけど、担任してたんだろうか。だとしたら、淡々としてて全然そんな感じじゃなかったからすごいな。帰りも車を見つめて帰ったけど、ミニオンズのぬいぐるみが置いてあって、女の子かなあ、と思ったりした。
もうストーカーだなこれ。

明日で二次対策の塾はわたしは最後。あの人はどうかな。試験、7日なのかな。試験で会えるかもしれないけど、結局、塾の間には仲良くなれなかったなぁと思う。最初は運命だと盛り上がったけど、これきりになるかもしれない。

寂しい。
自分のするべきことに真っ直ぐ向かっていれば、きっとまた会える、だろうか。あなたのことを好きになってよかった。元気になったし強くなったと思う。夢も見れた。

二次試験がんばるよ。
がんばった先に、あなたがいるように。

今日は塾の中休み。
前髪を切りに出たついでに、土曜までの食料を買い込む。
8日が満月。井上くんへの思いがなんだか野蛮になっているというか、強まっているのはきっとこのせいだ。
アドレスがたぶん見当がついた。
思ってたのと違ってた。名前っぽいのが入ってるやつではなく、たぶん普通にスマホのアドレスだ。わたしぐらいしか、アドレスが50音順に並んでるとか、井上くんの下の名前とか、知ってないんじゃないだろうか。

明日はいるだろうか。
とにかく明後日には会えるけど、明日会えたらもっといいもの。試験の日だって、会いたいのだ。

明日の塾の後は、ポカリやカロリーメイトを買って切符を買いにいこう。

今日はいなかった。
寂しかったけど、とても集中して取り組めた。小論文をけなされた先生に、2つとも素晴らしい。満点です。という評価をもらった。集団討論もまあまあうまく行った。課題は面接だった。

あと3日の日で最後だったけど、塾の先生に4日も勧められる。そういえば5日は小論文なんだし、 面接は少し先の7日だから、ギリギリまで受けておくべきだと思った。下心の方が大きいけどね。4日は井上くんがいる。集団討論は外れてほしいけど、イヤ、もうこの際一緒がいいかな。面接の前に情報交換とかしたいな。今日みたいにキャイキャイしたい。
井上くんは女子ウケ良さそうだからな〜。他の子も話したいと思ってるだろうな。既婚子持ちオバチャンは出しゃばってはいけないのだろうか。

ここにきて、すごく恋しいと思うようになってきた。試験に向けて高まる気持ちが、そうさせてるんだろうか。勘違いなんだろうか。でも、なんだか、すごく好きになっている気がする。もう会えないなんてあり得ないくらい。だから2人とも受かるしかない。
面接対策、全力で。今日は体を休める。寝る。

体重50.0
断乳前にこれは優秀だけど、ここ最近の試験準備による疲弊と、睡眠不足、食欲不振、なぜか激しめの腹下しによって、削りとったような感じ。

コピーをとっていた時にふと、傷は癒えている、という感覚があった。
井上くんを思い、井上くんとなんとかならないかと思いを馳せていたら、自分はいつの間にかすっかり目指していて、頭の中を占領していく人もいて、仲間と呼べる人達がいて、生活をきちんと送っていて、傷つく一方だったのに、それは姿を消していき、わたしの見えないところへ行こうとしている。

最近は早く目が覚め過ぎてしまって、今日は昨日より1時間遅くて4時半。まだ夜明けの青い景色。しっとりと雨が降る山の緑が、田んぼの畦に咲くピンクの朝顔が、なんだかとても綺麗だった。景色が綺麗だと思うなんて、久しぶりだった。井上くんが見せてくれている景色だと思った。

会えなくても構わないと思っていたけど、明日いるかな。
ほんとうは会いたい。