今日は朝一にこちらから話しかけて、体育の補助の有無を尋ねて、普通だったのに、あちこちですれ違う先生とはとことん目が合わず、ていうか意図的に視線外してますよね、みたいな、それならわたしもみたいな視線の外しあいになり、拗ねて終わった一日だった。

 


二階に来た時は嬉しかったのになぁ。顔を見ても、見ても、視線が合わず、二階に来た理由がわたしだとは決して思われないため、なんて自意識過剰で、そうなのかななんて思わなければやってられない。

 


今日は、あと、トイレ!してるとこ見ちゃった。

結構無防備にするんだなぁ。

男の人って気にしないのかなぁ。

わたしは刺激の強いものを見て、顔を覆って気づかれないように階段を駆け上がったというのに。

 


掃除前にも寂しい感じですれ違い、下校時も見当たらず、職員室に入っても全然、目も合わない。付箋にメモを書いていて、ふと頭を上げた時に、机に戻ってるのは気づいたけど、近づいたなと思ったのはその時ぐらいだった。

 


確かに、こういう状態にしようと思っていた。

だから、いいんだけど。

 


整体師さんに会いたくなっちゃったなぁ。

先生への思いが冷めたような、冷まさなければいけないような、昨晩は珍しく1時半まで本を読んでしまったりして、少し冷静になって一晩自分を持て余したりした。

 


というのも、出来心で一瞬電話番号を登録してみたり、フェイスブック見てみたり、ラインを検索したり、そしてあっさり電話番号で出てきて、アイコンの、本人の美しいのと、最近の赤ちゃん像がかわいく載っているのに、本人の盾というか嫁の壁というか世間というものが取り囲む世界を感じ、まぁ、入る空間なんてないよな、といちからおじゃんになった気分になった。

 


おかげで今日も心から仕事ができ、と言いつつ先生の方の教室を回る時は会えないかな、と思うクセがしっかり付いていて、でも今日は全然見れなくて、いないんじゃないかと思うくらい全然見なくて、給食を食べに職員室に向かう道中、1時間勤務短縮の日をどこにしようか、今日整体行っちゃおうか、え、行こっかなぁ〜なんて自分の得と整体師さんへの欲情を顔に出しながら歩いていると、先生のクラスじゃないクラスに、先生がいた。

しかもこっちを向いている。暗めの教室で、子どもを指導してる途中、椅子にかけてる先生は、やたら格好いい顔して目を合わせてきた。そんなに見る、と身構えるほど強い視線は、いつ離れたのかわからなかった。

それできっと、整体の予約もやめて、今日もあっさり心を奪われているのだと思う。

視線たったひとつで。しかも、ちょっとだけ胸が苦しい。性欲が先走るのではなく、胸が苦しくなるほど、格好いいと思ってしまうこと。そうか、人を好きになるってこんなだっけ。

 

明日からもう7月。

 


高橋先生のことばかり頭に浮かぶ。

あの人のことは、今あんまり浮かばない。

なんなら、さっき夢を見たような気がする。

精神的に離れた夢。あの人が忘れたバターを、電話して、捨てていいか聞く夢だったと思う。あっさり、縁を切るように電話を切って、さっさと捨てたような気がする。

 


先生はもう、結構夢に出てくる。

わたしの中で割とはっきりした像を持っている。

顔がはっきりしてるせいかもしれない。

夢の中で、親しい距離にいる。

 


なんて書いておいて、お試しで読んだ「地獄のガールフレンド」おもしろくて、整体師にときめいてしまう登場人物にちょっと影響されて、わたしも現実世界の整体師に毎回癒されていて、久々に癒されたいなと、気分が盛り上がっている。

子どもが学校を早退してきて、これは罰に違いないと、ごく真面目に世話をしているけど、先生のことが浮かんでは、ヨコシマだと気づいた気持ちを、今はちょっと振り切ろうとしている。

 


先生が帰ってきた。

わたしが帰るまでに、帰ってきてくれた。

顔も見れなくてもいいや、と思っていたけど、書類を書いては、バタバタと騒がしくなる職員室の入り口をソワソワと見ていた。

入り口と反対側の先生に話しかけられたので返していると、おかえりなさい、と聞こえ、それに返事をする声が高橋先生のような気がした。

振り向くと、お局様と話す先生。先手を取られたなぁと思ったけど、内輪の内容で、事情を知った話ぶりで、まぁ、距離的にも入れそうもないんだけど、セカンドシングルってなんだ、元気そうってなんだ。高橋先生、確かにちょっとたくましく見えて、髪型もちょっとまた違って、全く知らない人だったけど、おつかれ様です、とやっと聞こえるような声で言ったわたしの挨拶にもなんとか反応して返してくれて、とりあえず… それで終了させます、といった感じで今日を終わらせた。

顔を見れるとは思ってなかったから、それでいいや。

 


一方で、不倫の漫画を読んで、やっぱり不倫の終わりには必ず悲しみがあることを思い出したり、わたしには無駄にすることなんてもうないような気がしてるけど、やっぱり、何か大事なものを犠牲にする行為であることを再認識して、そして今日の先生の手の届かない感じ、高木先生とも仲良くなっただろうな、とか、知らない先生のあることへのヤキモチとか、結構色んな負の感情がもう湧いてきていて、何もない状態でこれなのに、一瞬の快楽はあっても精神の安定はまた遠くなることは、ちょっと逃げ腰であって、今年の本来の目的を見失いそうになってる自分も知ってるし、一旦、冷めたと思おう。としている。

 


あの、優しい先生も好きだな。

そもそも、だわ。そもそも歓迎会で、あの先生がいてくれてちょっと楽しくなったんだ。困った時に、あの先生が助けてくれてる時の安心感。でも、高橋先生も駆けつけてくれたんだよなぁ。あの時も嬉しかったな。

今日、先生を見なかった。かすりもしなかった。

確率の高いところばっかり攻めたんだけどなー。会えなくていいと思っていたけど、本当に会えず、今ごろ何してるだろうかと想像しそうになると、少しだけ凹むのさ。

 


学校であったことと言えば。

車が違ったという情報をゲットした。

今日は仕事がんばった。

 


そして内心嬉しかったのは、わたしの書いたメモを、パソコンに挟んでくれていた。

そのつもりで書いたものだけど、実際そうしててくれてるところを見るのは嬉しかった。

わたしが先生のメモを大事に取ってあるように、しばらくでも、わたしのメモを大事にしていて欲しい。

 


全然会えなかった今日だけど、想いは募った。

明日も会えない。土日は休み。

月曜は先生ちゃんといるかなぁ。

かっこよくしてきてくださいよ、先生。

今日もコミュニケーション。

そういえば1日1コミュニケーションを目標にしていた時があった。

 


給食の後、クラスに行ったものの、することもなかったので職員室に帰っていると、入ってきた先生に話しかけてもらった。

プールありがとうございました、と言ってもらい、イエイエなどと言い、シャワーの水の冷たい話とかしてたけど、話し終わって頰が普通に温かくて、プールで薄化粧になったわたしの顔は、ピンク色になっていなかっただろうかと思った。

棚のところに体を預けて、ちょっと話し込む体勢になり、僕は今から行ってきます、と教えてくれたのが嬉しかった。行ってきます、かぁ。明日から先生がいないんだ。その行ってきますと脳内変換して、寂しいけどやっぱり最近かなりテンション高めに学校生活を送っている。行ってらっしゃい先生、わたしは先生のいない学校がんばります。

 


集会に行く前、子どもを見るふりをして、先生と目を合わせた。先生を見たの、わたし。助けてほしいとかそんなんじゃなくて、あなたを見つめたのです。

その集会で長いこと後ろから眺めて、あの先生と話してたのは嫌だけど、ちらっとだけでも見てくれたし、とにかくゆっくり見れたからよかったのだ。

 


ここ数日で、かなりヒートアップしている。

先生から連絡が来る気がして仕方ない。何か理由を作って、わたしに連絡くださいよ。周到に、わたしに罠をかけてくださいよ。

先生と話すほど、もっと話したくなるし、触れてみたくなり、セックスしたいなと思う。

でも、ちょっとクールダウンも必要。もっともっとは負担になるだけだし、適度な距離を保たないと。

今夜は眠くて勉強もしないで横になってしまった。一度参考書は広げたのだけど、疲れと、そして、あなたに恋をしてしまったから、ぼんやりと考えごとをしたくて、もう寝る。

 


今日もお話しました。

朝の職員室や、いろんなところで無視を決め込まれたのに、あれは掃除後、先生が図書室に向かうところだったか、子ども2人を連れた先生に、プールのお礼で話しかけられた。先生が学校で一番プールに入ってると思いますよ、っていうのに笑ってしまって、いつも会話すると可笑しくて笑ってしまうのだけど、わたしが嬉しいからなのか、先生が気がきいたことを言える人で面白いのか、いつもキャーとリアクションがいいのは、悪い印象は与えないのではないかと思うんだけど、どうなんだろ。

あと、業間マラソンの後、すれ違ってから挨拶された気がする。どうもー、とか何とか。

掃除の後、1年生と階段を下りてた時も、なんだか見られてたな。何か変だったかな。横顔、見てくれてた、とか。

わたしも掃除してる先生をガン盗み見してましたよ。ニュー髪型美しすぎる。超絶かっこいい。

あー、顔きれいだなー。

 


学校が楽しすぎて、元気に過ごしちゃうんですよ。