随分経ったような気がしていた。
でもたぶん、いつものように
1ヶ月経ったくらいなのだ。

先輩からメールが届いた。
なんでもない、どうでもいい、
いつでも送れるようなメール。
それが少し、嬉しかった。
先輩もこの1ヶ月ぐらい、
最後に送った内容や
返さなかったことを思って
長く過ごしていただろうか。

わたしは怒ってるんですよ。
もう縁を切ったつもりまでいたんです。
この先連絡しない、そう思って、
毎日思い出して、それだけで我慢して、
忘れるように願っていたんですよ。
あっさり返すもんですか。

なんて思いながら、1時間もたたないうちに返信する。
単純に嬉しかったのだ。

今朝は奥平くんの夢を見て、泣いて起きた。
まるで夢の中の話になった、告白しなかった後悔。
今回の妊娠中にも、苦しめられるのだろうか。

そんな日だったから、少し嬉しかったのだ。
弱って、わたしのことを思い出して
恋しく思ってくれたらいい。

今日はそういえば父の日。
先輩は、少し寂しかったのかもしれない。
先輩の支えになりたい。