なんだそうだったんだ、と気づいていろんなピースがパチパチと繋がり、なんの創作でもなく娘には少し難しめだったパズルを指先で解きながら、考えこんでいた。

そっか。あの子、好きだったのか。
彼のこと。泣くほどの、ミスチルを流すほどの。それで当たりがきつかったのか。いや、普通に嫌われてただけかもしれないけど。やたらきつい口調とか、お礼も言わないのとか、挙句娘が通う小学校の悪口か、という時にはさすがにムッときたけど、100歩譲って嫉妬なら、甘んじて受け入れよう。
さくらのあの子も、失礼なあの子も、まぁ、気持ちはわからんでもない。ただ、失礼な方は、周りの視線も厳しい。せいぜい、自分に返ってきたらいい。

今日はあちこち飛び回り、無駄なことも多く、疲れて嫌になってしまう。
明日から実家に帰るんだ。羽根伸ばし。