確かに、返ってきた分だけ、聞きたかったこと言いたかったこと返しちゃうさ。だからいいんだけど。余計なこと言い過ぎないで済むし。
相手の時間も守りたい。
というけど脈なし。
ろくな結果じゃないから、気がないと、諦めてた。
今日の空き時間、見にきてくれた。
2往復していた。間教室でしばらく聞いているとわたしは思っていた。
わたしのオススメに乗ってくれたこと、それに関して一切喋らなかったこと。
今日の下校の時の玄関で、無理に追うことはしまい、と死角になりそうなところに自主避難して、1年生の子を誘導したり構ったりしていた。
先生も遅れてきた、1人の男の子に手がかかってるみたいだった。
ふいに1年生の子を挟み、差し向かいになった。
止まる時。わたしから話しかけようとも思ったけど、全てLINEで済んでいるのに、蒸し返すのもわたしは変だと思って、ぐっと黙ってみた。卑屈に謝るのも違うと思ったし、わたしが伝えたいことはやっぱりLINEの中で済んでいたし、荒れていてやっと来た子だったので、子どもを優先するためにも先生との会話に利用しなかった。
先生も多少ぎくしゃくしていた。
先生と通じたような気がする。
その日の先生の車の中に、もうあのペットボトルはなかった。
先生は話さずに済んでよかった、というようにも、わたしと同じ気持ちであったようにも、どちらにも取れた。わたしは以心伝心の方を信じた。
先生は直接のコミュニケーションの方が好きなのかもしれない。だとしても、今は機会が少なすぎる。前の先生の話をたくさん聞けたのは何だったんだろう。今は、先生のガードを感じるんだよな。おかげさまでメッセージでなんて聞けないし、会話をするチャンスなんてやってこない。
こんな調子じゃ夏休みの予定なんて聞けないよ。