なんの涙なんだろう、本当に。
愛情がないのもほんと。
執着もないつもり。

たぶんこれを人に説明したら、
好きなんだねとかなんとか
そんなことを言われる自信がある。

でも、それはもう違うと思うんだな。
負け惜しみじゃなく。
死んだらいいのにと思うのもほんと、
浮気しててくれたら別れるのにな
と思うのもほんと。
普段、喧嘩してる時もそうでない時も
先輩のことを想っていたのもほんと。
でも最近は、先輩の気持ちが離れる
その準備で その気持ちも
クールダウン気味だった。

でもなんかここ数日は、やたら先輩に会いたくなり
現実的に無理なこと、先輩も暇だからと思うからに違いないと
その感情も本当なのかわからなくて
そのままにしていた。

だんなと喧嘩というか
もう嫌いな感情でいっぱいになって、
悔しくて憎くて その思いで
とめどなく流れる涙とは何なんだろうか。
後悔?自分が不幸だと思うからだろうか。
自分が可哀想な涙にしては、
ぽろぽろぽろぽろ正体がわからず
何に対しての涙なのかわからない。

その気持ちで、先輩のフタを簡単に
開けてしまった。
先輩は身代わりなのか?
自覚している先輩優先の感情は、
本当はだんなへ行き場を無くした気持ちを
先輩にぶつけてるだけだったのか?

自分の気持ちがわからない。
いつもそう。
わたしの気持ちは自覚してるものと違っていた。
でも明らかな嫌悪感と、
愛情と感謝まで信じられなくなったら
わたしは自分の何を信じたらいいのか?

先輩に連絡しちゃった。
それでだめでもいいなと思っている。