機会の少ない中、なんだかんだ毎日言葉を交わしたり顔を見れたりした今週に密かに満足している。昨日はすれ違っただけだった、でも気になる人だったらそれすらドラマチックになるのだ。

 


まだ4月だぜ。自分の惚れっぽさに驚く。

1年も一緒にいれるなんて、ほんとに幸せだ。

 


楽しいことがあればいいと思うけど、わたしの心はもうだめかもしれないと思う時もある。

もうあれのことは傷になっていると思った。まだ治っていない。けどあとは傷が埋まっていくだけ。ただの傷だ。それ以上広がることはもうないし、もう動くことはない。

 


楽しい1年で、いろんな物を埋めるのさ。

春休みも終わり。

明日から仕事が始まる。

気持ちも新たに、賢者のようになって、読んだ漫画の影響とかもあって、最近下の子が可愛いすぎるのを記録するブログにしたいような気になってきた。

 


下の子が可愛い。

反対に、上の子は嫌なところが目についてしまい、当たりがきつくなっていることを毎日反省はしている。でも言ってしまう。明日はもう少し優しくなろう、いつもそう思いながら、結局同じことを繰り返している。

下の子は顔が可愛い。昔の写真を見ると、ちゃんと上の子も可愛くて、似てるから、たぶん若干の違いなんだろうし、上の子は頭や顔の形が綺麗なので、将来的には上の子の方が美人になるのかもしれない。だけど、下の子の方が、たぶん顔はいいんだな。目がわたし似っていうのもある。唯一自分の顔で好きな部分を、この子は受け継いでくれた。

 


自分に触れていることも、上の子だと思うと不快に感じ、それが実は下の子だったりすると、とたんに不快じゃなくなる。それが自分でも嫌だけど、どうしてもそう感じてしまう時がある。

 

今日は下の子の入園式&新しい学校の歓迎会。

 


入園式はとにかく順調に済み、ちっちゃなトラブルはあったかもだけど下の子は終始可愛いだけだった。周りの子と比べても、美人だと思うというか女の子が見当たらなかった。娘の組は6人、その中で紅一点ということだった。前の保育園でもそうだったけど、同級生の女の子というものに会ったことがないかもしれない。

 


歓迎会は、まぁ、うまくいかなかったけど、まぁ、がんばっていくしかない、という感じだった。環境が変わることに、やっぱりとまどいがあるのかもしれない。ふとした瞬間に前の学校がよぎって、前の学校ならとか、あの人がいたのになとか、確かに好きじゃなかった空間だったのに、みんな見知った人だったことなど、懐かしさとは違う、後悔とも違う、反芻というか、回顧というか、寂しい気持ちが、ちょっとだけあった。それは意外だったし、今までそんなふうに前の学校を思い出したことはなかったように思ったから、同じ学校にい続けるということは、自分にとって大きなことなんだなと思った。

だってかなり雰囲気が違う。ガラッと違う。

みんな元気いっぱい。みんな自信満々。

すっかり辛気臭くなったわたしに、いい刺激かもしれない。ワインのお誘いなんていただいたりして。

隣の部屋には広野くんもいたし、松見先生もいたのにな。全然お顔も見れなかった。

 


この学校で先生になれるようにがんばる。

会えた。お話までできた。

玄関を入ったら、ちょうど渡辺くんが職員室のドアから出てくるところで、出てきて欲しいと思っていたから、出てくるような気しかしていなくて、ほんとにすごいタイミングで、わたしの姿を見たら寄ってきてくれて、寄ってくれてから下の子に目をやって、その表情からは、とまどい、可愛い子を見る目、わたしへの思いやり、などが一瞬で読みとられ、わたしは改めて先日のお礼をし、綺麗に見えるよう努めて、思いが伝わるように目を見つめ、そして、離れた。

もう、職員室では目は合わなかった。

帰り道は、やっぱりふと恋しくなり、すごく会いたくなったりした。あなたはそう思っていないのかな。若いあなたは、希望や楽しみがたくさんあって、わたしというピースが無くなったところで、大した損失ではないのだろうか。

もっと踏みこんで聞けばよかったなと思うことや、もっと近づけるチャンスがあったかなと、そしてもういよいよ会う機会がないことを、後悔する気持ちがどうしても押し寄せてくる時があり、そんな時、渡辺くんもそう思っている気がどうしてもしてしまって、会える方法はないか、向こうから連絡はないか、不毛なことを考えてしまう。

広野くんのことを諦めたように、といっても最近までかなり希望を持っていたのだけど、道が断たれたと感じて、次の矛先でも見つけて、忘れていく、そうなってしまうのかな。わたしの近ごろの数年はかなり痛手だから。刻一刻と劣化する一方だから。もう、15年後とか言ってられないのさ。

 


あぁ。このやる気のなさは、ロスなんだな。

今日はびっくりするぐらい、渡辺くんとしたくなった。あんまりだから、渡辺くんもそう思ってるんじゃないかと、とにかくどうにかして会いたいと思ってしまった。

あの時のちょっとエッチな顔が、逞しい体つきが、わたしの精一杯の眼差しが、どんどん深くなる視線が、その衝動を起こさせたのか、もう、想像だけで。

もっと話したかったなぁ。

恋とは呼べぬもののような、恋そのもののような。

明日会えるかな、もう会えない、または、話せない、のかな。子を連れて行こうか、何時ごろに行こうか。13時に1人で行こうかな。

 


それにしても、あの女ヤバイ。かなりヤバくなってきている。自分世界一だと思ってるんじゃないか?角田先生に、成敗してもらおう。