■

睡眠時間もめちゃくちゃで、眠くて、疲れて、ぼんやりした頭で、本を読んだり行き交う人の顔を見たり、マッチングアプリで不毛なメッセージを送ったりしている。

セックスしたくて仕方なかったけど、知らない人とせずに済んでよかった。

どうして来なかったのかわからないけど、事情があるのだろう。

わたしは言い分がいろいろあるけど、いろんな感情は喉元よりは上がってこず、やっぱりちょっとだけ安心しているのかもしれない。

したかったけどなぁ。

あの子宮を突き刺すような衝撃、久しぶりにそれが感じられると思ったんだけど。

この高まった期待、体、家族への罪悪感、心身共に疲れ。

この混乱を、いろんなものと一緒に捨てよう。

明日からもいいことが起きるわけではない毎日。

マッチングアプリも消そうかな。

旦那に恋ができない日々。

何も支えのない生活。

それのショックはだいぶ癒えた。

相変わらず、残った日常はちょっと重く感じる。

家族と向き合えない。