疲れて、新月で、今まで開けなかった蓋を簡単に開けられるほど、弱っていたのかもしれない。
細かいことが積み重なって、昨日は久しぶりにチャレンジしてしまった。
結果は、前よりガードはさらに固くなっていて、意思の変わっていないこと、むしろ強くなっていることに、諦めるしかないことに、もはやショックを受けることもできなかった。
許されていると思っていた。
求められていると思っていた。

わたしの本当の心はどこにあるのだろう。諦めても諦めても、誰かと気持ちを共有したいと思う。
井上くんって大した繋がりもなかったのに、あなたにはわたしのことを知ってほしいと思うのはなぜだろう。絶望の淵にいると、あなたのことが思い浮かんで救われる。できれば会いたかった。今日は塾なんだ。あなたのいないことを痛感する日。どこかで一緒になりたい。