いいこと慣れしていないので、なんだか胸が騒いでいる。土日、家庭を大事に過ごさないとと思う。

 


元祖Sくんの、暴れるのを止められたのがよかったのだと思う。結局自己有用感。それで十分ありがたいことだもの。

 


先生はわたしの予想によるとノーモア状態なので、その反動でわたしに優しくなっているような気がする。掃除の予鈴がなってから、少しでも太陽を浴びようと職員玄関の扉のロックを開けると、ちょうど先生が入ってくるところだった。

カチッと開けて押さえていたら、思わぬ長い時間会話を続けようという雰囲気があって、先生が急に弱音みたいなことを言った。どっちかというと今、クラスは落ち着いてると思ってたから、わたしの感覚が大まか過ぎるのかと振り返っても浮かばなかったので、全然大丈夫だと思いますけど、Sくんも最近は落ち着いて座ってることが多いし、先生の言うことちゃんと聞かなきゃって思ってると思うし、など、感じたまま伝えた。見えないところでいろいろある、みたいなことを続ける先生。ほんとの深層心理は、あれの無視で弱ってるのかななんて思ったりしながら、今さらクラスがしっかりしていないと問題を持ち上げてくる先生に、今わたしは何が一番求められているんだろう、と思考を回転させたけど、よくわからなかった。去り際、ふと何か悩んでるんですか、と聞くと、悩みばっかりですと答えるので、何でも聞きますよと言ってその場をしめた。

3限は思わぬ3人体制で授業となり、つまらなかったので5限を約束していた。先生は快諾してくれていた。

 


5限は楽しかった。先生と近づくことは少ないながら、Sくんもわたしがいることを喜んでくれていたし、楽しく終えた後、あれはもしかして帰りの会前じゃなかったのかな、あれが教室を覗きにきて、軽くびっくりしながら、その時は6限を約束してたのかなーなんて思っていた。でもわたしがKくんの送りから戻ってきたら、職員室にいた。あれは何かの圧だったのか。たぶん時間的に、あの後しばらくぐらいで戻ったのだ。何しに行ったのか、先生のご機嫌伺いかな、うまくいかなかったのだろうか、次の時間でもこぎつけていたか。

 


お局様たちの雰囲気が怖いけど、もう怖いものなしだもんなぁ。噂は噂の域を超えない、無駄なものなのだ。サラダパンなんていらないのだ。

 


今日、異動がわかる日だったなんて。

先生は動かなかった。先生は、希望を出したんだろうか。来年、帰っちゃわなかった。よかったー!という叫びが口から出た。よかったと思うんだな。

先生も、わたしが残ることは知っただろうか。

わたしが望んだような異動だ。来年度はよくなるといいな。