昨日は想像通りの日で、すっかり冷めきって日本酒ばかり仰いでいた。
宮本くんは、全然だった。何も話しかけてくれないし、近くにいてもお酌もしてくれない。いや、何様だっていう話だけど。でも前の人たちに散々かまって、わたしは無視?
帰りも階段のとこで、見送り役かと会釈するけどろくに返しもしてくれない。空回りしてばかりだった。
高橋先生は、ちょっと優しくしてくれた。さすがモテ男子。お酒を聞いてくれて、何度か話しかけたりもしてくれた。それもしっとりと。帰りはさすがに、かけられる声もなかったけど、これを仕組んだのはT先生だと踏んでいる。幹事の仕事では仕方ない。これは、ほんとに、配車計画の時から決まっていたのだ。
それを越えてきてくれたと。
それがわたしのこの学校でのハイライトになるかもしれない。
この年末年始は、わたしのモラトリアムが終わるかもしれない。
この際、高橋先生としてみたかったな。
いや、どうかな。
今の本命はやっぱりあの子になってしまっている。若いあの子。人への感謝もなく、自分の欲望に忠実なあの子。