イケメン先生の思い出を読もうとブログを見るけど、全然書いてない。

 


ちょこちょこ、あったにはあったんだ。

まず、去年に出会っている。部会で一緒で、教務の先生のパトロンみたいに現れた長身の男の子は直採と呼ばれるエリートで、まぁ顔もよく、やる気が若干なく、わたしは好かなかった。第一、向こうが全くこちらを認識しなかった。眼中にないって感じで、だからわたしも意識しなかった。

こちらの学校の新採の子と同期だった。部会の小学校でその女の子と親しげに歩いてくる、その姿にもケチをつけていたんだと思う。

イベントの会場準備でも、一緒に作業してるはず。そこで長身を使われていたのを記憶してるけど、変わらず、気に食わなかった。

 


今の学校に勤務が決まり、前の学校で部会が一緒だった先生に、ほらあの可愛い男の子がいる学校よ、と言われ、あぁそうかと思ったぐらいだった。いいなぁ、私が変わりたいくらいだわ、と言われ、じゃあわたしも興味ないから変わりたいな、と思った。

 


歓迎会に出向くと、幹事をしていたようで、教務の先生にはきちんと会釈をしたけど、あの子は正直わたしのことなんて覚えてないだろうと思って、そこそこの挨拶だった。飲み会の間は、お酌をしに来てくれた記憶はあるけど、まぁ、ほんと無難なやり取りだったはず。

 


最初の方、クラスに何度か入った。

その時のお礼なども、そつなく、無難な感じだったと思う。

 


体育大会の打ち上げで、初めて、違和感を感じた。テーブルの違う隣の席になって、ドリンクをよく気にしてくれた。わたしの前の先生のオーダーは抜けたのに、わたしの物を確実に頼むようにしてくれていた。こいつ、わたしのこと眼中にないくせに、気が利くじゃないか。ぐらいに思っていた。その日先生は養護教諭にリンゴサワーを鞄にぶちまけられ、ろくに謝られもせず、内心腹を立てているように見えた。かわいそうだったので、廊下ですれ違った時に、鞄、大丈夫でしたかと言ったら、アップル風味になりました。と言った。素敵な鞄ですね、と言ったら、お気に入りです、と言った。いい奴じゃないかと思った。

 


眠いので続きは明日。