憂いは若干続いているような気がするものの、わたしサイドではもうもう終わり。逃げ切りと言っていいのか。4月6日まで、春休みするのさ。好きなことしてのんびり暮らすんだ。わたしの目にはもう入らないし、耳にもできればしたくない。

 


今日の出だしはスルーから始まっているから、想定内だと流し、言われるまま写真撮影の位置にさっさとつく。そうしていたら、先生の所定位置はわたしの隣だという。ナイスK先生。今度またお返しする。タイマーをかけては、わたしの隣にくる先生は悪くなかった。最初の時は、腕と腕がぶつかった。その後はなかったけど、その1回が嬉しかった。

 


席は離れたけど、見れないことない席なのでよかった。あれはすごく遠く設定されてたし、いったい誰のはからいだと思う。なかなかいい席次だった。先生と目が合わないこともなかった。

先生が泣くのを、できれば1人占めして見たかったけど、なんだ、結構感情的じゃない、とか思った。

先生の泣くのをじっと見ていた。

深層心理を読み取ろうとしたのだろう。

先生が泣くのを見ながら、主任の先生にクラス運営などを否定されたこともあったのだろうか。わたしに弱音を吐いた時は、それらに心を痛めていた時だったろうか。褒めて欲しいのかなとこちらが感じるくらい、自信がなくて辛かったのだろうか、などと思っていた。もっと教えて欲しかったみたいなことを泣きながら言っていたけど、仲谷くんが学校を去る時の、ああ、この1年辛かったんだろうな、というスピーチを思い出していて、辛かった時を振り返るのは、感情が高まるのだと思いながら見ていた。

自信家だと思っていたけど、人に言われたことを結構気にするのかな、それで打たれちゃうようなところあるのかな、などと思っていた。

 


帰り、4年の主任の先生に阻まれつつ、先生にちゃんと挨拶して帰った。先生と引き合いながら、間に入られる感じがよかった。ああ、主任の先生は、もしかしてわたしが学校変わるのかと思って、注意深く会話の内容を聞いていたのかもしれない。たくさん入らせてもらってありがとうございます、困った時の3年2組でした。楽しかったです、と伝えた。