1日元気が出なかった。
感情とは快ー不快の間で判定されるものだと知って、先生のわたしに対する感情は、不快の方が多いのではという考えが頭を支配した。
体調も相まって、1日気が引けて過ごした。
SHちゃんのお礼が特にないまま、月曜の朝の机には何も置いてなかった。お菓子はあり余ってるというのに。
先生が気がないのを、普段気づかないように先回りしていた。今日はそういうことをしないでいたら、先生はずっと素っ気ないままだったような気がする。それを体調のせいにして、そうなってしまう展開を受け入れていた。
今朝もSHちゃんはいつものように足が向かないでいて、それを積極的には助けにいかなかった。
来年は自分が担任じゃないかもと言った先生。
何か心あたりがあるのかなと思った。希望を出したのなら、そうなるだろう。
嫌だと言うかわいい子どもたち。先生は照れ隠しをしていたのだろうか。リアクションが薄かったように思う。まだわからない、わからないと何回か言った。その言い方が、ちょっとわかってるように聞こえたのだ。
そういえば今日もカントリーロード歌ったなぁ。
子どもたちは何か思うところがあって、だったんだろうか。先生には伝わってるんだろうか、その曲を選んだわたしの気持ちを。あんなに何度も歌っていて。
今日は初めてストーブのお礼を言ったな。授業始めしばらく目が合ったなと思ったら、ストーブありがとうございますと言った。それまでの冷めた感じに、心あたりでも探していたのだろうか。
Kくんが授業始めにわっと泣いて、慰め役を代わった。すぐに立ち直って、席に戻るKくん。
こんにゃく体操をいやらしく行う先生。
わたしを喜ばそうとしていたのか?
CD係にしてくれなかったり、体育館を見にいこうかという申し出も、なんだか素っ気なく断られた。教室のわらべうたには1回目入れてくれなかった。2回目に、まる先生も入れてあげてと言った。子どもたちはわっと来てくれて、手を繋いだ子2人は、わたしの手が暖かいと騒いだ。そう、まる先生は手が暖かいのさ、と思っていたけどそういえば微熱でいつもより暖かかったのかもしれなかった。先生はそれが熱のせいだったと気づいてはくれなかっただろうか。あんたがたどこさでは、手は繋げない。でもわたしは、先生の隣に行きたいなぁと思って、近くの輪に入らなかったのだと思う。Aくんが2回目入らなかったのを、大サービスだとか何とか言って、わたしの隣に入れようとした。先生にとってわたしの隣に入れることはそうなのかと、今日嘘でも少し嬉しかったことだった。
きょろんと目が合うことが多かったように思う今日。元気がないで片づけていてくれたらと思う。明日は、いつもの僕に戻っているだろうか。
わたしも体調で、ちょっと感傷的なのかなぁ。
素っ気ない先生が寂しい。寂しくて泣く。
結局、送る会のお礼はなかったな。
あんなに一緒に練習したのに。
比べて、落ち込んで、先生は何もしてないのに、わたしだけ落ち込んでいる。これを機にわたしからのアクションはやめようと思って。
幸い、タイミングが悪く、いつもの空きの時間のメモをいつものように置いていけなかった。
月曜は、先生は期待していたかな。
いや、全然意識してないか。
先生の気持ちなんて全然わからないけど、1限目も、5限目も、終わってすれ違う時に特に先生から特別な話はなかった。
わたしは別に冷たくなるのではない。
先生の期待を手離すだけ。
その方が先生にとって快なのだろうか、と。
先生に嫌な気持ちにだけはなってほしくないのだ。