ここ最近ずっと忙しくて、アピタで創平さんを見た時ぐらいから、日記をつけられないでいた。

バチっと目が合って、わたしはほどなくああ、あの学校の子か、と思い出していたけど創平さんはどうだったのか。皆もうわたしのことなんて忘れてしまったかな。でもどこかで見たことある、ぐらいは思っていたのかもしれなくて、親と離れた創平さんはわたしの近くをウロウロ、顔でも確かめるように、気にしていたように見えた。あの学校の待遇を半年で手放してしまったのは、今思い出しても悔やまれる。が、それより、創平さんの可愛さそのまま大きくなっていることに心打たれて、美少年よな、やっぱり。とその日からしばらく脳裏に焼きついていた。今6年生かしら?

男の子って、やっぱり高学年くらいから、うっかりすると異性を感じてしまって、かっこよく見える瞬間があったりしてしまう。どうも年齢差ではないみたいだ。今の学校の美少年が、前女の子に、お前に東京に行ったお土産に可愛いものでも買って帰ろうと思ったんだけど、と臆せず話していたのにも、しばらくキュンキュンしてしまっていた。いや、ロリコンではないんだけど。かなりその趣味はないんだけど。

 


今日は先生は校外学習だったので、お昼に帰ってくるという情報だけあって、ご飯食べてる途中に帰ってきたのを見れて、最近スーツ率が高くて、その上にはおったパーカーは今日わたしと同じプーマで、それがなぜかわたしの中でヒットして、1人で浮かれていた。放課後は隣の机まで先生が来たぐらい。それもスーツ。緊張感がある。

 


今日の公開授業で、あの子が見に来た。そっか、中学年で組んでるんだもんな。前に黄色い声を出していた女先生と、親しげに話していたのが気になってしまった。わたしは白々としていた。教室に入ってきた時にぐっと隣に来たから、ちょっと怯んで除けてしまったけど、あれっ、わたしのこと嫌いじゃないのかな?という気持ちが湧いてくるのを抑えて、もう目も合わせてやるもんか。とずっと拗ねている。ああー、妄想が始まってしまうよ、悔しいな。嫌いなら嫌いで、徹底してくれよ。勘違いしちゃうよ、おばさん。