昨日の夜から、浮かぶのは高橋先生じゃなくてあの子だった。

隣に来た、それだけなのに、これだけ影響されてしまうことがなんだか悔しかった。

あの子のことが好きなのかもしれない。

嫌いなのにさ。ああいうタイプ。

顔も別に好きじゃない。体が綺麗だと思うだけなのに。性格も全然好きじゃないし、合うとも思えないし、もし前に好意を持たれていたんだとしても、きっとわたしには無いところを好きだったに違いない。だからちょっと性格を知って、勝手に幻滅してるんだ。