今日は気の重い校外学習。

緊張からか右手まで痛くなってくる始末。

終わって振り返ってみると、怖い現実を見たくなくて、ずっと目を伏せて手探りで闇雲に進んでいたような、そんな感じ。

 


どの場面も見るのも嫌で、顔を背けていたから、ハイライトは、お昼ご飯の時ぐらいで。

 


女先生が敷物ないっていうから大きめのわたしのをバッと引いたら、隣に先生が敷物を引いたので、そこから譲れなくなってしまって。不思議な配置でお弁当を食べることになる先生たち。

隣でご飯を食べるのを、モタモタしながら準備して、お手拭きを出したら、受け取ってくれた。後ろで女先生がわたしもありますとか言っていたけど、聞かなかったことにした。

あまりに晴れて雲がなくて、ていう思いをどう伝えたらと思っていたら、先生が、それにしてもいい天気ですねと言って、皆がそれに同調した。わたしもほんとですねと応えた。先生が晴れ男だと言おうか迷って、でもわたしが言われたがってるみたいだと思ってやめた。

マスクを取ってご飯を食べ始めたら、横顔を見られているような気がした。まぁ配置的にそうなるんだけど。今日はカメラも、前みたいにわりと向けてくれてたような気がする。

ジャンパーの話題をふった。詳しく聞けた。

女先生がお菓子を配りだしたので、わたしも便乗して配った。そしたら、わたしのお菓子が話題になり、先生が食べたことないと言って、わたしのから開けて食べてくれた。順番的には女先生からなのに、それが嬉しかった。好きずきあるよねと文句をつけられたわたしのお菓子を一口食べて、んー、美味しいと言った。嬉しかった。女先生のも食べて、先生も、ありがとうございますと言った。わたしのが後だったのに、も。

前に座っていた子どものおやつを話題にしていて、前わたしがあげたミニドーナツが見えたら、あ、あれ、一番美味しいやつだ。間違いないやつですよね。ザ・駄菓子って感じとやたら楽しそうに言った。それを黙って聞いていたけど、黙って聞くしかなかった。なんてリアクションしていいのかわからなかった。遠回しに、前のお礼とか嬉しさを伝えようとしてくれてるのかなと思った。わたしと先生にしか通じない話題。それが今日のハイライト。

 


写真撮影を忘れて駆けよってきた感じとか、いろいろ眩しい今日の宮本くんはあるのだけど、なにせ視界が狭くて、その狭い視界にするりと入り込んでくる彼を見ていた。

そういえば服装も紺ジャケット黒パンで揃っていた。わたし的にはカーキと紺の感じを狙ったんだけどな。

 


明日は朝一支援の日。あ、田中先生くるかな。

やっと校外学習が終わった。やっと日常だ。