月曜日。

机の上に返しといてくださいと言った鏡の上に、ビスコが置いてあった。嬉しくて笑う。

 


でも先生じゃないかもしれないしな〜なんて思いながら、話すチャンスを伺っていると、2限終わりだったか職員室に戻っていたので、主任の先生と話している途中のような気もしたけど、これ以後見かけなかったら今日中にお礼言えない、と思って、少々強引に話しかけた。

朝の挨拶をし、あの、机に置いてあったの先生ですかと言ったけど通じなくて、あの、お菓子、と四角いポーズをしながら言ってもピンと来てないような感じで、ビスコ、と言ったら、あ、ビスコ僕ですと笑って言った。ありがとうございますと言い、あと5限の確認だけして、切り上げた。主任の先生に気をつかわせてしまったかもしれない。宮本くん的にも、人前で言ってよかっただろうか。

 


今日は無理にでも支援に入りたい欲を止めて、正当なところにがんばって入ったのだ。それぐらいいいじゃないか。できるだけさらりと、自分の期待を乗せないでコミュニケーションとったんだ。

 


あとは給食の時に、ウキウキとコーヒーを準備してマスクを外して、でも足の甲がなんか痒くて掻いてた時に、急に入って来て、慌てて靴を履いてコーヒーを飲んでるところなんだという空気を出した。先生は何か、いろいろ入ったビニール袋を持って去っていった。今日は過去最低体重で、顔の調子がよく、マスクを外しても大丈夫だと思っていたので、自信をもって横顔を見せていた。

 


それにしても、ビスコを持ち歩いてたのかしら。

先生が即お菓子のお礼をするなんて。まさか買いに行ってはいないと思うし。ビスコを常備するほど好きなのかしら。確か校外学習の時、子どもたちのおやつを見ていて、わたしがあげたドーナツの他に、ビスコを見てあれも間違いないみたいなこと言ってた気がする。触発されて食べたくなったか、便利だと思って大袋を買っていたか、ビスコを買うことであの時の発言を強めているか。賞味期限が記載されてないから、大袋入りのだと思う。またしばらく眺めて過ごすんだと思う。わたしも貰ったいいクッキーをあげたい。負債を貯めさせてしまうから、時期を見るけどね。

 


あれが4限の社会を気にして、まるで2人で授業してるかのような、それをわたしに聞かせてる、と思った。実際そうなんじゃないか。全く必要のない労力であると感じる。すれ違っても、挨拶しない。乗り込んでくるのは受け入れられないからね。

 


今朝は夢見がよくなくて、宮本くんが夢に出てきていたけど、関わりを阻まれるような夢で、果たして阻まれていた苦手な女先生に、今日は現実でもちょっといびられて、半正夢みたいな、こっそり図工の支援に入ろうとしているから、こんな夢を見たのかもしれない。

 


明日は支援の日。空きも多いから、お役に立ちたい。