今日もよい日。

支援はない日だったけど、業間に職員室に入ってきた先生に、いろいろと溜まっていたことを話しかけにいったのだ。

Sくんの算数確認テストのこと。あと明日支援に入れないと言ったら、ちょっと残念そうにしてくれた。何かあるんですか、みたいなことを聞いてくれたので、補欠で、と言った。そして今度から図工で彫刻刀が始まるから、5、6限先生に入ってほしいと言われた。珍しいので嬉しくて、小さい声でぜひなんて言ってしまった。月曜5、6限は死んでも空けなければならない。こないだの支援委員会を受けて、支援内容に変わりはないかを尋ねたら、その日話された内容やこれからの支援の方向を教えてくれて、父親、というフレーズが出たので、前から先生に聞きたかったお父さんのことを聞いた。フツウって、フツウの定義は何かですけどみたいないつものちょっと硬めのことを言うので、笑って、要はヤクザとかではないかということを聞きたかったのだけど、そうではたぶんないけど、先生は輩と表現した。それこそ後になってピンとこなかったので思わずググった。

その辺で確か話を切り上げたんだけど、図工に入ってくれという話の時に、あの子もいたのがよかった。あの子はたぶん空きの時間なのだ。でもいる前でわたしに頼んだのが、どうしても嬉しかった。たぶんあの子は聞いていたけど、見学したいと言って来るんだろうけどね。だからどうあっても、行かないといけないの。

 


その後はずっと気持ちが満たされていて、結局目にすることもなかったけど、ずっと温かかった。

下校前にKくんの送りで、教室に先生がいないことに気づいた。職員室に戻る時に、保健室でクラスの子が体調が悪くなってつき添っている先生が見えた。だから引き返して、先生のクラスで子どもと過ごしていて、すぐに先生は帰ってきたので、入れ違いで教室を後にした。

退勤の時間まで本を読んで、さぁ帰ろうと思ったら先生が下校を終えて職員室に入ってきた。

しまったな、もうちょっと早く出てたら玄関で話せたのに、と思いながら、子どもで混んでいる職員玄関を出ようとすると、先生のクラスの具合の悪い子の親が来て、わたしに、迎えにきましたーと伝えた。わたしが保健室に行こうとしたけど、職員室に先生がいる、と思って声をかけようとすると、別の先生が先に声をかけた。

先生が出てきて、保健室か保護者か迷っていたので、わたしは帰ろうと思ってカバンを持っていたのだけど、保健室迎えに行ってきますね、と伝えて、入り口の横にカバンを置いて、保健室から子どもを連れてきた。

子どもを帰した後で、それはお礼を言ってくれたけど、ちょい照れで、またそっけなくしてしまった。

 


今日はよく会えた。

明日、よりによって3限に補欠入れるなんて。

あいつ許すまじ。とか思ったけど、それがなかったら、図工の話はなかったかもしれない、なんて思った。

 


昨晩は3回も目が覚めた。

宮本くんのことを、憚ることなく考えた。

ぎゅうっと抱きしめることばかり考えた。

宮本くんは、どうなんだろう。