久しぶりの学校、だけどびっくりするぐらいいつも通りだったというか。先生たちにも子どもたちにも、違和感はほとんどなく、体力もたっぷり残があるので心にも余裕をもってあれやこれに対応できた気がする。

 


というのも今日の2時間の授業時間を全部支援に充てられたからかもしれない。最大限の解釈をして、ずっと居座ったんだけどね。

 


今日のファーストコンタクトはかなりいまいちで、朝職員室に入ってきたのにスルーされたから始まり、掃除の時間は近づいてくるものの、掃除の後職員室の入り口でおはようございますと言っても、なんだか素っ気なくおはようございますが返ってきただけだった。夏休み明け初だというのに。何回かこちらもスルーしたみたいな感じだったので、拗ねたのかな?

 


その後教室に入っても、子どもたちにも挨拶させず。まぁ安定の先生だったということだ。久しぶりの壁ともいうべきか。

 


先生の家族の写真を見たり、友だちの結婚式を見たり、なんだこれは、彼女か?みたいな写真を見たり。どうせそこにわたしがいるのは必然ではないのさ。せっかくなんだけど、なんだかどの顔も覚えられなかった。どうしてだろう。わたしは興味がないのか?

 


お弁当の前に、先生のクラスの子に聞いた原稿用紙のことを伝えようと思って、今日のお礼を言い合ったら、すっとドーナツを差し出された。ちょっとスムーズに出てきすぎたそれに面食らって、えっ、なんで、とか口ずさみながら、丁重に受けとった。嬉しかった。あのスイミーのお礼が、チョコレート1個ではしのびないと思ったのか?他の人にも渡したのかなぁ。でも、わたしだけだと思っときたい。

 


お弁当終わったタイミングが合ったので、夏休み休めたか聞いてみた。そしたら、すごくゆっくりできましたみたいなことを言って、わたしはどうだったか聞いてくれた。本当はさっきの時間に聞いてくれるのかなと思っていたんだけどな。

わたしですか、アニメばっかり観てました。と答えると、すごく意外そうだった。進撃の巨人、今70話ぐらいあるんですけど、全部観ました。というのを聞いてもらった。

先生はタオルをずっと掴んでいたみたいだった。その辺邪魔だったかなと指摘したら、あっちに行ってしまったみたいだしもう職員室にはいなかったみたいだった。指摘なんてしないで、話をもっと続けたかったなとわたしは思ったのだけど。

 


思いきって月曜1限の支援も申し出てしまった。

でもなんだか目をしっかり見て話してくれたような気がする。それがわたしの目に焼きついたのだけど、わたしの視線は先生の目に焼きついただろうか。

 


そうだったらいいのだけど。