今日もいい日。でいいのかな。

 


今日も今日とて、先生のクラスに一生懸命向かってしまうわたし。

 


4時間目の図工を待って待って、今日は輪かざり作りかー今日もか、トータル4時間もかけてすごいな、と思わず聞いたら2つ目の袋もいっぱいにするんだって。

先生とイチャつくでもなく、できる限り間に合わせようと、あれこれ思いつく限りのお世話をする。

最後に体育館まで持ってって、並べて、なんだか嬉しかった。飾る時もあてにしてもらってるかしら。

 


授業の最初から期を狙っていたのに、渡すチャンスはいまいちやってこず、給食の始めにいるか聞いたらバンダナを可愛く締めた姿で若干スンとしている先生。

いや、タイミング悪いのはわかってます、でも、という思いで、慌てて詰めて置いておくって言ってしまった。

給食の時はお互いスルーして、昼休みに、おもむろに職員室に戻ってきた先生がいたので、先生、と呼びとめて、これです、と手渡しした。教頭先生が見ていたので、あくまでさらっと学業に必要なもののような雰囲気をして渡した。先生は、これ僕用でいいんですか、と言って受けとってくれた。僕用、という隠れパワーワード

 


5時間目が音楽だったのを直前に聞いてしまい、真っ当に入ろうとしていた5年生をやっぱりキャンセルしてまで、音楽に入っちゃった。

なんだかテンションの上がった先生は、おもしろかった。たまごのくだりで大きな声を出してわたしも笑ってしまった、なんだか勢いがあった。聞いてて不愉快になるようなことも最近発言しないので、わたしも本当に気をつけないとと思う。

 


放課後、1年生を見送って、先生は教室に一旦ひいたのも見て、でも今日は大概やりすぎなのでわたしも引っ込んでいると、ほどなく先生は職員室に戻ってきた。お礼とか、わたしがいないと成り立たないなんて言って持ち上げて、お菓子をおもむろに取りだした。ブラックサンダーカカオ70%、気に入ってくれたのだろうか。わたしにくれた。あちこちにも配りにいく先生。

わたしは今日の日記を書きながら、コーヒーを取って戻ってきた先生にカッチコチミルキーをあげる。先生にはたぶん一度あげたことあるのに、カッチコチです、硬いミルキーですとわたしに発音させる先生。

ぽつぽつと、今日のことを話しながら、先生は自分でつけたカレンダーの目隠しをのぞきこんでくる。これ、そのためにつけてたの?っていうぐらいのぞく先生の顔が可愛いんですけど。わたしも視線を合わせるために、首を傾けて先生と話す、そうやってイチャイチャしていたら、主任の先生が相変わらず斬り込んできた、でももうお怒りを通り越して、いいわ、わたしがいくわ。他の曜日お願いね。6送会の頼んだわよ、と捨て台詞みたいなのを吐いてドアをぴしゃりと閉めて出ていってしまった。わたしは先生の反抗も感じとりながら、まあ過ぎたしと気を取り直して話を続けた。あの後、どうなったんだろう。