今日もいい日。

先生はたぶんA型モード。

 


格好でやられるよね。

ちょっと、かわいいんだけど、紺のズボン、黒のノースフェイスの上着、中に白いパーカーって。先生パーカー着たらダメよ、かわいすぎるから。幼く見えて、背まで低く見えるというか、先生が身近に感じ、今日もつかみはバッチリだ。わたしの。

 


身近といえば、先生がチラシの説明から自分の出身校を教えてくれた。まあみんなに教えてるんだけど。思ってた高校と違って、もちろん一つのエリートコースなんだけど、ちょっと意外だったというか、公立は落ちたりしたのか、それとも推薦で受験の苦労は逆にしていないのか、どっちにしろイレギュラーな感じが、わたしには好印象に映った。努力の人だなあと思う。

 


その後図書室に移動したので、そそと寄って高校の話を振ったけど、なんだか響く感じではなかった。わたしの兄の話とかスルーされたし、わたしの高校は聞かれないし。先生の出身地なんて知ってるし、忘れたと思われてたらやだな。

 


業間なわとびは職員室の近くだったので、なんとなく横を通り過ぎたりしてみた。Sくんの近くにいたら、目ぐらい合ったかな。あの、横目でチラッと見るやつだ。

あれとナワトビのナワバリで張り合うのも嫌なので、職員室で本を読みながらコーヒーもいいと思っていて、そちらを選ぶことにした。が、あれが視界に入るのと、先生の声もだんだん近づいて、会話なんか聞こえたら嫌なので、やっぱり職員室を出ることにした。出る間際にピンポンが鳴ったので、兼務の先生と玄関を見ようとしたけどあれが対応していたので、そのまま職員室を出ていった。特に先生には見られていなかったと思う。だけど死角でSくんとじゃれていたら、割と早くこちらに来た。来てくれたらいいなと思っていたから嬉しかった。あれを置いて来たのだ。わたしのご機嫌の方を気にしてくれたのかなとか思った。

 


今日もチョコレートのお礼は言えなかった。

会話の時間ってあんまり無いからなぁ。

先生の一方的なおしゃべりを聞いていても嬉しいけど、リアクション返したいし、わたしの話も聞いてほしいなと思うのは自然な欲求で、そのためのビーチクリーンであったと今でも思うし、今でも先生の中であの話はどう落とし込んでるんだろうと思う。

 


日に日にキモチワルイ自分のこころ、先生はどのぐらい許容していて、どのぐらい拒否してるんだろうか。

 


昨晩は何度も目が覚めた。

自分が言った、たくさん入れてくれてありがとうございますにやられていた。

たくさん、入れて。

そう宮本くんに囁くわたし。

先生は昨日何を考えて眠ったのかな。

わたしのこと少しでも思い浮かべてたらいいな。