新年3日目。早い。あと7日。
明日の夕方には家に帰って、5日は病院めぐり、7日は上の子のバレエ初め。
まぁそんぐらいなんだけど。
毎日、人と話すのは楽しいなと思う日々が続いている。人嫌いが発症するわたしには珍しい。コロナ禍が一因だろうか。
近況を報告するのだけど、内容はここ数日のものばかりな不思議。きれいに2年前から遡って、というわけにはいかないのだ。人の話題なんて、直近のものばかりなのだなと思う。
祖父の兄のものだという句集が出てきて、読んでみると、何とも優しい気持ちになる。
共感できる感覚というか。自分と同じくらいの繊細さというか。
親族の作った句を読めるなんて、なんて恵まれているのだろうと思った。
ふと、宮本くんの存在を思い出す瞬間がある。
お別れしたあと、こんなふうに思い出す時があるのだろうか、と思いながら、その瞬間が去る。
わたしの中でどれくらいの存在なのだろう。
それは宮本くんの中でわたしがどれくらいの存在であるかによっている。
それはわたしが女だからということではなく、お互いにどれだけ大切な存在であるかによると思うのだ。それでいうと、自然と消えていく物なのだろうなと思う。
開くと、ふっとお香の香りがして、落ち着く。何にしまわれていたのだろう。祖父の兄の句集を読みながら、自分の感覚をますます大切にしようと思うのだ。