疲れたという言葉ではうまく表せないような、なんだか泣いてばかりの今日。

頑張ったんだと思う。小さな小さな自分なりに。

 


待機する教室に入ったら、なんだかすっきりと格好いい先生に対応してもらって、機嫌がよくなるわたし。わりとすぐに、宮本くんととても似たタイプであることに気づく。

年齢は全然わからないけど、こういう場にいるからにはそこそこ中堅の先生だと思うので、宮本くんが少し歳をとったらこんなに格好よくなるのか、と思った。体格も本当によく似ていて、この先生もスポーツマンなんだろうなと思った。

それにしても印象的に視線を合わせてくる人で、お互いマスクだけど、たぶんお互いに好印象があるんだろうなと思った。

話すトーンや受け応えも、そっくり。いいなぁ、どこの先生だろう、一緒に働いてみたい。と思ったりした。宮本くんじゃなくてもいいんだろうな。きっと格好よくて、わたしに好意的な先生なら、わたしは好きになってしまうんだと思う。

向こうの校舎の窓に、宮本くんみたいな人が通るのが見えた。その時に、あぁ、宮本くんの姿を見ることが、わたしの今の学校での楽しみとなっているなぁということを客観的に思ったりした。今日思ったのはそれぐらいだったけど、その宮本くんみたいな先生のおかげで。

みたいな先生が前で話すのをじっと見たり、その人が思いきって返してくれる視線を受けたり、教室を出ていく時もバチっと目が合ったりと、悪い気はしない時間となった。

ほんとにどこの先生かな〜、また会えるかな、なんて。ほんとわたしはあんまり美人じゃないのに第一印象でえらく惹かれてくれるタイプがいることに自分で驚く。宮本くんと似たタイプであることが、より宮本くんから最初感じた好意を裏づけているようで、嬉しかった。宮本くんが今もその好意は変わらず持っていて欲しいと思う。

 


面接は最悪だった。できれば面接の間の記憶ごと、ごっそり抜きたい。後で思い出して、わーってなるのがしんどい。でもまぁ今年は勉強時間が少なかったし、1年のうちこの1日を耐えればよかったのだし、来年は講師さえすれば一次免除なのだし、とりあえず自分が設定したゴールまで切ったじゃないか。投資は少ない方だと思う。あれだ、コスパがいいというやつだ。

 


残り3週間の夏休みは、本当に楽しむことに使おう。のびのびとするんだ。