日に日に無茶なことを考えてるかもしれない。

非現実で迷惑な妄想。

たぶん妄想をすると、ちょっと補填されて楽になってるんだと思う。不足を補うだけでなく、現実にしようと大胆になっていく自分。それはきっとエスカレートする。もうエスカレートしていってる。だめだな、だめな自分だ。

 


とにかくやる気のない自分を慰め、珍しくラインのおさらい。

特に今の学校に行ってからは、他の人との繋がりがどうでもよくなったり、してて、人間関係おさぼりしていた。子どもたちにもまだうまく戻らないな。

 


というのも、まだ3日あると思っているからだ。

この後に及んで。火曜のプレゼントを思い立ってから、まだ意識が宮本くんの方にいってしまっている。

 


それで元気が出たりなくなったりして、金曜日、送別会が終わったら、どうするのかな、わたし。

子ども、すぐできないかな。不安だ。自分が怖いのが久しぶりだ。

 


先生、わたしがどうだったか少しぐらい気にしてくれてはいないかな。

先生が異動じゃないのをわたしが知って、連絡はこないのかなと思っていないかな。

もう先生に不用意にラインは送れないよ。

わたし、とかに対する防衛で結婚したのかな。

身の危険を感じたかな。

わたしの異動をいつ知るのかな、知ったらどう思うのかな、いつそれを言ってくれるのかな。わたしが先に伝えてしまうだろうか。

元々送る気はないけど、この連休、絶対に伝えないのだ。あと数日だというのに、駆け引きをしようというのだ。知りたい気持ちを少しでも高めてもらって、ショックを大きくしたいのだ。

 


それにしても、お別れはほんと辛いんだけど、この状態が続くのが限界だったのも事実で、自分が次は42歳になることとか、結構攻めたのに一向にできない子どもとか、どれくらいで諦めるべきか、どれくらいで大学院受験に踏み切るべきか、もうずっと堆積していくばかりだった。

今日も、休みで晴れだというのに体が動かず、1日まともに動けなかった。もうずっと休みはそうで、自分の体力的にそんな歳になったのかとずっと戸惑っていて、日々宮本くんという強いストレスにさらされているのが原因なのか、本当は精神的にかなり参ってしまっているのか、この生活が終わってみてほしい、そうしたら以前のように勉強を楽しんだり、子どもに関心が向いたり、生活が楽しいと感じたりするようになるかもしれない。今日も何もしなかったのに、眠い。ずっと疲れている。夜うまく寝れないのもあるのかもしれない。

 


お別れも、宮本くんも知らないところに1人で出ていくならよかった。せっかく残るのにと思うのが辛いのだ。わたしが残って、宮本くんがいた痕跡を見るのが辛いと思っていたけど、残される方が辛いと思っていたのに、後にするのも辛かったのだ。選択肢は、一緒に出るか、宮本くんだけ出るかだと思っていたのに。

宮本くんはどう思うんだろう。わたしが宮本くんのいない学校が怖いと思っていたように、寂しいと思ってくれるだろうか。それとも、他の人と同じように、去った人のことはなかったようになるんだろうか。

結婚して、その後、関係はどうなれただろうか。

わたしのネトネトした視線を送らずに済んでよかっただろうか。それこそまた無益な1年になったかもしれない。もう宮本くんはわたしに相談なんてしてくれてなかったしな。

だからこのお別れは、爪痕ぐらいは残せるのかもしれない。