車ぶつけた。

就寝前、ちょっとだけほっとしている。

明日もいろいろ気をもむかもしれないし、大変なことはしばらく続くかもしれない。

 


いろいろと最近の罰かと思ったけど、宮本くんのことだけは、罰が当たるようなことじゃないと思った。

 


それでもぶつけた当初はもう全然考えられなくて、そんな余裕があるかわからなかったけど、今日のいいことは書いておきたいなと思った。

 


会いたいなぁと思いながら職員室までの廊下を歩いていると、後ろから大きな声で「おはようございます!」だったかこんにちはだったか、ついに顔を合わせなくても挨拶されるようになったと、嬉しくて振り返ると宮本くんが挨拶してくれていた。嬉しいのでそのままこちらも声をかけた、何て言ったんだったか、内容はどうでもいいの、コミュニケーションをとることが一番なのだ。

その後、3時間目に窓から校庭をのぞいていると、宮本くんのクラスが外に出てきた。何かおどけながら、子ども達を喜ばせている彼。可愛いすぎる。あ〜、素敵だな〜、彼…。

 


なんて数日前は全く思ってなかったわけで、女性の恋とは、なんなんだろうと思う。

逃げ恥のゆりちゃんしかり、年下くんを意識するようになったのは、彼から思いもよらない好意を告げられた後。それからあれよあれよと舞い上がり、大好きだなんて言ってるのは数日の間の話。

 


もう年のいった女にとって年下からのアプローチなんて奇跡で、逃すわけにはいかなくて、好みのストライクゾーンも甘く、来るもの拒まず、あっさりウェルカムモードになる、そういう話なのだろうか。これでも一応選り好みはあるつもりなんだけど。まぁ相手があの子なら誰でもそうなるかな〜。

 


昼休み、宮本くんが職員室に戻ってきて顔を見れたけど、あまり見れなかった。なんかぎくしゃく照れてるように見えるから、目が合いでもしたらどうリアクションしたらいいのかと思ってしまって、こちらもバッチリ目は合わせられないのだ。