今日はよく宮本くんを見た日だった。

 


昨日の会話の中で印象に残ったのは、わたしがこれからどうするのか、ということを強めに聞いてくれたこと。昨日の時点では、わたしが誰かに聞いて欲しかったことだから、それに対する脳が刺激されて埋もれていたけど、思い返すと、嬉しいような、わたしの行く末や学校を離れることを思ってくれたような、そんなリップサービスを、あてにしてしまったのだ。

 


試走や業間は見れただけで、何にもなかった。

挨拶だって、そこそこだ。

今日は図工室にたくさん行ったので、横を通れたぐらい。本当にそれだけ。

昼休みは体育館にいて、目が合って、視線がそれた、それは迷惑なのだろうか。

 


昨日2人で帰れるとなった時、僕は全然と言ったのが、リップサービスなのか、本意なのか、わたしもどこまで網を張ればいいのか、全然張ってはだめなのか、このままじゃ、平行線だなと思う。平行線でいいのだけどね。

 


あの女先生が、黄色めの声を出していたのが意外で、そういえば体育大会の打ち上げで近くの席だったな、と思った。宮本くんの方が好きなのかなあ。高橋派ではないのかもしれない。