宮本くんがクリーン作戦の帰りにしてくれた話のことをよく思い出す。
それは3連休が明けた日、その連休は大型の台風が来る予報だった。
連休に無茶して鳥取砂丘に行った話を聞いて欲しくて、3連休何して過ごしましたか、という問いに、初日はアパートにこもって前から読めてなかった下町ロケットを全巻読んで、後半は実家に帰ってました、と教えてくれた。お父さんに初めて将棋で勝った、ていうのも教えてくれた。池井戸潤、わ、わたしが苦手なジャンルだな、ああいうの男の人好きだよななんて思いながらも、何してたか返してくれたので、旅行のことを聞いてもらった。
砂丘よかったですよ、異国!て感じで。と言ったら、僕、高校の時に陸上の代表選手みたいなので鳥取に行ったことがあって。旅行みたいな感覚で家族で行ったんですけど、僕以外の家族は、砂丘行ったらしいです。という話に笑わせてもらった。ラクダに乗らなかったというのは大人の話で、わたしの娘たちは乗せたんだと伝えきれなかったのが未だ悔やまれる。出雲大社の話はしたっけな。
その後の教採の話に失敗したのがショックだったのか、その時の話が全然記録されてなかった。
家族や自分のことを話してくれる宮本くん。
それに優越感を感じているのか?
嬉しいと純粋に思ってるんだけど。
もっと聞きたいと思ってるんだけど。
インフルエンザになりながら、旦那の借りてきた漫画を読みながら今日宮本くんの為に思ったことは、宮本くんが求めないことはしないということだった。