今日の終わりには、いい日になってしまったけど、やっぱりちょっと辛い日だった。

 


PC室に向かう時、もう1人の先生に、宮本くんが後から来るつもりだっていうのを聞いた。その情報を聞いて喜んで、じゃあ早く邪魔者は追っ払っておこうともう1人の先生がPC室に上がるのさえ断ったのがいけなかったのかもしれない。

嬉しそうに待っていたのも束の間、もう来ないんじゃないかとすぐにテンションは下がっていき、半分を過ぎたあたりから諦め、それでもいつか来るかもしれないと期待に苦しんだ45分間だった。もう1人の先生がわたしが言ったように断ったか、宮本くんの判断で来なくなったかわからない。

さらに終わり際、謎の事務員が内線使わずにわざわざ3階のPC室まで上がってきて、何用かと思えば弁当は注文するかという話で、子どもの捌けたPC室に詰め寄ろうとしてきたから部屋出てからでいいですかと牽制し、出てから注文しますと告げた。お忙しいところすいませんなんて言うのでほんとだよと思いながら、階段で抜こうとしたら追いかけて走ってきた。気持ち悪いから全無視した。

次の時間ももう1人の先生。絶対意図的にしてると思う。1人でもう内容が入ってこない本を読みながら、さっきの事務員といい、もう1人、宮本くんにも、全部に腹が立ってきて、マスクをいいことに舌打ちが3回ぐらい自然に出た。それぐらい腹が立っていた。

そしたら、残り30分ぐらいでもう1人の先生が戻ってきた。パソコンを立ち上げるのが早いなと思っていたら、宮本くんがやっと来た。

やっと来て、わたしとやっと目が合い、やっと顔を見れたと思っていたら、話しかけてくれた。

午後ずっと3年生に入ってくれてたんですか、と言ったので頷いたけど、やっぱり聞き間違いかと思って面倒なことに聞き直しちゃって、でもやっぱりそうだったから頷いた。午後ずっと3年生に入ってるのをまるで知らないような言い方だったから、耳を疑ったのだ。いつからのことを言っているのか、わたしは随分前から1人で午後3年生に入っていたけど、それを聞いて、どういう印象をわたしに与えたいんだろうと思った。

ともあれ久しぶりに言葉を交わし目を合わせ、宮本くんは相変わらずあまりこっちを見ないけど、合いそうな時はわたしも勇気をだして見た。久しぶりに、間に邪魔なのはいたけど、時間を共有して少しだけ胸が満たされていった。

ふと、宮本くんの股間が気になりだした。

若いしピタッとしたのを着ていると、ちょっと目についちゃうような時がある。今日は途中から、ちょっと目立っていた。何がきっかけか、体調的なものかわからないけど、子どもがお迎えでわたしがいこうかなと対峙していたら、みるみる大きくなっていく。わたしの目は釘付けになってしまい、そこで宮本くんはさっとついていく役をさらってしまった。わたしはポジションでも直しに行こうと思っているのかもしれないと、男の人が人前でああなってしまうのって、女子にはわからない辱しめなのかもしれない、理解しようと頷いていた。今日は動画の途中で、子どもが手を切ったのにも対応していた。子ども達に反応してるのかなあ。それとももう1人のおばさん先生かなあ。どちらにしても嫌だし、それは体調かわたしの為であって欲しい。わたしが今日それからしばらく動悸が止まらなかったように、あなたもわたしに会えた喜びで、愛しく思った結果であって欲しい。

治めるための子どもの世話であって欲しいし、その後どうもおさまって帰ってきて、最近目に見えて教室の整頓を気合いを入れてしている宮本くんを目で追いたかったけどその勇気はなかった、でも後から思えば、教室の掲示を見て褒めて欲しかったのかなと、勇気を持って足を止めればよかったと、わたしの本を読んでのモチベーションだと思いたくて、今度は止めてそうしようと思った。だから今日は割といい日。

 


あなたの、肉

あなたの意のように、違うように動いて

力強いような、柔らかいような

はっきりとしたそのかたちが、

あなたの若さであり愛であり

羨望してわたしは目を離せなかった

とても逞しかった

 


会いたい。会いたい。

連絡を取りたい。わたしだけ…