フォローのメッセージもなかった。
わたしはこの週の疲れを、9時半から6時まで寝て癒やした。途中4時くらいに起きて、スマホを確かめてしまったけど。
一晩おいてもショックだった。
もう前に感じたわたしへの好意みたいなものは、宮本くんにはないのかもしれない。保健室のドア前で振り返った時に見た表情が、それを感じさせた。
わたしは何とか指示に従ったまでだと思うんだけど、負担だっただろうか。嫌な先生の指示とはいえ、わたしに嫌悪感を抱いただろうか。
自分の仕事くらい自分で処理してくれ、って思ったかな。前に保健室の前で心配みたいなのしてくれたのは何だったんだ。
なんだなんだ、恩返しって言ってたのは何だ。ちょっとも助けてくれないじゃないか。誰に対する恩返しだ。わたしも入ってると思ってたんだけどな。
思うのは、宮本くんは暴れる子の心配を言うほどしていない。養護教諭の先生があまり好きじゃない。
わたしには好意があると思っていたのだけど、メッセージから2週間、それを否定しようとしていると感じて仕方ない。
本当にあるか無いかは知る由もないけど、例えばあったとして、隠そうとしているのか、その気持ち自体を打ち消そうとしているのか、どっちなのかなと思う。自分でも気づいてなかったとか?バレてないと思っていたとか?伝わる必要性を感じていなくて、伝わって慌ててるとか?向こうがその気っぽいので避けてるとか。
どれか当たってる気がする。
7月ももう第一週が終わってしまった。
出雲の神々。いまに10月になってしまうよ。
彼氏ができる話はどうなったんですか。
神々の力発揮してくださいよ。
宮本くんをわたしにください。
会いたくなったり、メッセージ送ってくれないかなと思っていた土曜日。