向こうにとっては、思い当たる節がない唐突な話だろうか。突拍子もない、極端な性格だとますます嫌われる原因になるだろうか。
それならもっとひっそりと、姿だけを見せないようにすればいい。すれ違ったりした時は、今までのような挨拶を。もし会話があっても、無闇に引っ張ったり慌てたりしないでさらっと済ましてさ。
でもどうして、こんなに引いたのだろう。
自分では気づかない領域で、随分拒否をされたのだろうか。目が合わないというのは、わたしの中で大きいのかもしれない。
そのまま夏休み突入して、明けまで、明けても、このまま。さよならの日まで、このまま。
それが宮本くんの求めている形だ。
ラインなんて知らなければよかったかな。
あの頃は気持ちを伝えたくて破裂しそうだったんだ。後悔なんて全然してないけど、悪かったのかなと思っている。
自分がどう振る舞えば正解なのか、決められなくてずっと考えてる。あなたの一挙手一投足に、ひとつひとつ傷つけばいいのか。
眠くて眠くて、今日は寝させてもらってしまっている。
原因は失恋なのかな。食べやすいものは食べれるし、熱はないけど横になってるとすぐ眠気がやってくる。いくら寝ても。宮本くんのがうつったのかな。
疲れが溜まってたんだと思う。夜眠れない日が続いた。学校で気を張っていた。そして、うまくいかなかった。