水曜日、何か決定的なことがあったわけでもないのに、もう駄目だと思っている。
気持ちの切り替えを進めている。
自分で自分に引いたのかな。その自分に宮本くんも引いたと思ってる。
わたしのことは、ほんとに全然好きじゃないんだな。
もうラインをすることもないし、学校でも、交流はないだろう。
唯一ほっとしたのは、あの女の先生に、お礼のお菓子などたぶんあげてないことだ。たぶんだけど。あの子はもらったものをきっと机に置いておくし、何も無かった。そう思えるのは救いだった。
いい加減変な行動が目立った。嫌われるところまでいってしまったかな。
こちらも気があることを伝えなければと思っていた。そうすれば前進すると思っていた。
やっぱりあのメッセージからたぶん引かせてしまった。そっとわたしのことを見守ってると、それで満足しなければならなかったのか。あれを突っぱねられてから、目が合うことが減ったし、勘違いしてしまうような振る舞いが減った。気をつけられてたんだと思う。
既婚子持ち勘違い中年おばさんが、困っただろうな。仕事場でこじれることは嫌だっただろうな。
勘違いさせたのは宮本くんだとは思ってるけど、嫌だと思うものはどうしようもない。特定の人と気まずいと、円滑に仕事ができない。それを懸念していただろう。誰かが自分に気があったり、それを無下にすることで自分の仕事に支障が出たり。そのことで周囲に怪訝に思われたり。特別扱いしてきたのは宮本くんの方なのに。
やっぱりラインの返事が遅いのは、宮本くんのペースでも何でもなく、負担だったのかな。
来週1週間も、近づかない。
ちょっと気があるような素振りがあったとしても、ご機嫌取りなのであって、恋心ではないと自分を戒めておきたい。
昨晩、民宿の夜、宮本くんの頭痛がうつった。
ズキンズキンと寝れなくて、バファリンを飲んだら体中の痛みが消えるような感覚で、寝た。起きてからはもう痛くなっていない。