久しぶりに朝方目覚める。

4時起き。最終日だからいいんだ。

 


久しぶりの友だちからメッセージがきて、宮本くんにも触れた内容だったから喜んで割とすぐ返した、それが2時間後だったことに、素でびっくりした。いや、宮本くんも、まじで割と早く返信くれてたんじゃないの。この友だちと、調子の悪い時は、そういえば半日後とか、忙しい時は次の日とかにまたがっていた。ああ、わたしが宮本くんに興味ありすぎてたんだな。ちょっと10分後とかやっぱり早すぎたんじゃないか。

 


全然見かけなくて、最終日の今日わたしは健康診断のため早く学校を出ないといけなかったから、挨拶するなら掃除の時間だと決めた。お菓子はやめにすることにした。

階段の手すりを拭いて上がっていたら、いつもの場所に見えたから、ここだと駆けよって、一学期前半のお礼を言った。昨日うまく返せなかったからって。こちらこそ急な支援をお願いして、ありがとうございましたとぺこりと頭を下げた。受け応えしてくれて、え、わざわざそれを言いに来てくれたんですかと驚くので、はいっと元気よく答えた。ん、何か変だったかしらと思いつつ、嘘偽りないのでしらこい顔をした。マスクだけど。わざわざ、ともう一度言ったので、ああ、掃除の途中ですよとアルコールや雑巾を見せて、お見かけしたので、と言い訳し、それじゃあと切り上げた。

それに意味があるのか無いのかわからなかったけど、お礼をきちんと返したかったしインパクトはお菓子置くよりあった気がする。宮本くんは直接のお礼の方が好き。わたしメモ。

 


待望の夏休み。自分のことや家族のことをしっかりしたくて、脳に浸食してくる宮本くんを少し離したいのも本音としてあって、こうやって物思いに耽って時間をたくさん浪費もしたくないし、これから2週間、バカンスするんだ。わたし的な。

 


結局、わたしのことは全然好きじゃなかったのかなぁ。と思った7月だった。わたしの好きは伝わったのかなぁ。全然なのかなぁ。どうなのかなぁ。