新年3日目なのに、もう何日も経ったようなのはどうしてだろう。

 


3限は無事クラスに入って、あんまり調子のよくないSくんに困りつつ、先生をよく見ようと努めた。

もう今年度もあと10週ほどで終わる。

もしかしたらさよならかもしれない、後悔のないように、日々を大切に過ごしたい。

普段の何気ない先生を、よく見ておきたいのだ。

 


けど昨日ぐらいからやたら好きモードが上がるのは、もしかしたら排卵日かもしれない。

2日ほど早いのだけど、近くにいたら、卵も飛び出してしまうのかもしれない。抱きつきたいような、好きと言ってしまいたいような、と思っていたら、先生が授業中に好きという単語を言った。子どもの作った俳句を、先生Tくんの俳句好きだなと言ったのだけど、今日先生の口から好きだなどという単語が出るとは思ってなかったから、あれだといいなと思った、心理学の、意図的にワードを言って潜在意識に呼びかけるやつ、それをわたしに効かせたいと思っているのだったら。好きだをしばらく脳内再生しようと思う。

 


3限後、Sどうでしたと聞いてくれた。一句口頭ですぐ作ったけど、書かなかったという話をした。

 


Sくんから聞いた、サンタさんからのプレゼントというのは、北極の氷を持ってきて、その溶ける音を、子どもたちに聴かせたそうだ。プレゼントは音。なんてロマンチック。わたしにも聞いて欲しいと思っていただろうか。わたしも聞きたかったものだ。聞けた聞けなかったは大した問題ではなくて、聞いてほしかったという思いが大事なのだ。

 


それにしても、今日は少々機嫌がよくなかったように感じた宮本くん。Sくんにヤキモチを妬いてるとか⁉︎ でもパワーアップに入っていいか聞きに行った時、邪魔そうだったなー。先生、と声をかけても顔も向けずに、はーいと返事をして、わたし的には気が知れたようでグッと来てたりはしたんだけど、先生にしては雑な感じが気になった。Sくんのよかったところも伝えたかったから伝えたけど、何か数えてたからか、まだ話すんかいみたいな空気があって。言うほど気にならなかったけど。しかしパワーアップに行ったら行ったで、ありがとうと言ってくれた。

 


鉛筆削りが届いた。これから3日、快く受け取ってくれるだろうかと悩まなくてはならない。喜んでくれるといいなと思ってるんだけど。ほんとにさりげなくあげなくちゃ。