ほぼ無理やり支援に飛びこんだり、いろいろ無茶した今日だけど、ひとつだけいいことを聞いたかもしれない。
もらったお菓子が増えたので、隣の席の先生に、まとめて見てもらった。これは誰先生、これは共同会計だとか教えてもらっていたのだけど、これは誰かわかんないな、というそのお菓子は、確か宮本くんがくれたやつだったのだ。
先生の机の上に確かこの塩ドーナツ棒の箱が置いてあったし、昨日お菓子のお礼をした時に、確か一人一品運動で、と言ったから、共同会計じゃなくて先生のだったと思うんだけど。
てっきり低学年の島に配ったのだと思っていたけど、隣の先生はもらっていなかった。もしかしてわたしにだけくれたのかもしれない。もしそうだとしたら、驚きだ。そういえば他のお菓子は全部トレーに乗ってたのに、これだけトレーの横に添えてあったのが、不自然で不思議だったのだ。水曜日だったっけな。一体どんな顔して置いたんだろう。隣の先生はとにかくいなかったんだろうな。他と混ざるのが嫌だったのか。その違和感が残っていたのと、ドーナツ棒、確か前も黒糖の買っていて、わたしのドーナツに対するお返しなのかもしれないと思った。
昨日の、先生は塩ドーナツであってますか、という言葉はやっぱり聞こえていて、それを受けての一人一品で、というのは言い訳だったのかもしれなかった。
支援に入りたいと言いに行ったら、なんだか微妙な感じで、それはあなた昨日なんか僕のこと避けて帰りも顔を見るや否や帰っちゃって、ということの戸惑いのようにも感じられたけど、とりあえず受け入れてくれた。
算数の途中から、まる先生に聞けよーみたいな声かけをしたり、子どもの様子に笑い合ったり、終わりに会釈して帰ろうとしたら入り口までちゃんと出てきてくれて、この時間気になった子のこと教えてくれたり、至って普通な感じに戻った、心の底からというよりは、お互い気をつかってそういうことになったみたいな感じだったと感じた。
そういえば授業が終わりに近づいた時、おもむろに先生が上着をまくり上げてお腹を見せだして、黒いズボンからグレーのパンツがのぞいていて、あの感じだとボクサーパンツ、へこんだ腹とシンプルな色合いが美しくて、無意識にガン見していた。
毎日この振り返りで大量に時間を使っちゃって、それが嫌で、現実からも逃げたくての教採の勉強、何もかもから逃げたいな。
この道ふるさとへ続いても
僕は行かないさ 行けない
本当ですか、先生。