終わった。

3日間ぐらい気を失っていていいですか。

あと5日で学校が終わりだと喜んでいた先生がいた。しんどいんだなぁと思う。

学校も家も全然うまくいかない。

誰も助けてくれないしね。

だからただただ気を失うしかないのだ。

 


だんだん元気になるんだろうけど。

今のどんよりした気分も、それほどでもなかったなと思うようにはなるんだろうけど、今日の終わった感じは忘れてはいけないなとも思う。

帰って一度カントリロードを弾いた。

先生のそれほどでもない思いに涙が出たのだ。

それで終わりとしなければいけないと思った。

あとはどうだっていい。

 


やっとこの気持ちを向こうに投げられたのだ。

返ってこないとしても、弁解できないとしても、先生が全然わからなかったとしても、わたしはこれ以上のストレートなものを投げられない。投げっぱなしはわたしの悪い癖かもしれないけど、返してくれなんて思わない。

 


あの動画を開くことはないような気がする。

 


その後の体育は困難を乗り越えて、入ってよかったと思えた。先生の美しい三点倒立を見る。慌てずちゃんと見る。張ったおしり。真っ直ぐ天に伸びた足。それを開いたりする先生。何より張り切ってる姿が可愛い。顔が真っ赤になってる先生。それは赤面だったらいいのにな。

先生の素敵なところは、わたしだけが知っていたらいい。先生のこと知らないけど、わたしが知っていることはわたしだけのものだ。

 


放課後の感じは寂しかったな。

なんだかすごく急いでいたけど、そこまで急ぐことじゃないんじゃないかなと思っていた。放課後なんだし。先生は気分的に机に戻れないんだなと思った。手洗いの時も、わたしも声をかけず距離をとったのも悪いんだけど、わたしと言葉を交わせないのは、何が引っかかってそうなってるのかわからなくて、あれもこれも悪いのだと思った。普通の先生にだったらそつなくお礼をすると思うのに、でもその後退勤5分前ぐらいにやっと来て、ありがとうございましたと声をかけてくれたけど、それも時間がなさそうにわたしと話をする時間が惜しそうに見えた。すぐに出ていってしまった。いろいろ間違ったのかな。もうしませんから。もう一生、教壇に立って何かをすることはありません。てぐらいは思ってる。

 


ほっこりしました。というのはわたしには褒め言葉にはあんまり聞こえなかった。

 


ああそう、朝、久しぶりに付箋+お菓子が置いてあって嬉しかった。でも今日はわたしに気をつかう日だしね。と思った。緑のチョコはやっぱり先生だというのもわかった。