母親からやっとラインが届いたのだけど、なんとなく返せないでいる。

軽い気持ちになって返そうかなと思うんだけど、どうも穏やかに過ごしているかの切り口が気に食わなくて、なんだかいろんなことをごまかしているようなずるさを感じたり、鈍さを感じたり、そんなわけないだろと思ったり、でも確かに割と順調に過ごせているし、腰痛以外は。母親がいたって何の役にも立たなかったと確信しているし、でも音沙汰が一切なかったのが腹だたしかったり、誕生日スルーされたのは根にもってるし、それで下の子の誕生日にかこつけて、独りよがりな編み物を贈ろうとしている、それを一方的に遅れるから待っててと送る図々しさ。などが流せなくて、まだ返せないでいる。

 


鍵が、メモすらなく送り返されてきたことを思い出した。あれはショックだったんだ。元気かとか、うまく過ごせているかとか、少しでも気づかう言葉は出なかったものか。5万のおつりを返さないのも、ずっと不快に思ってるんだ。

 


もうすぐ年末年始。

わたしだって今年はどうしたらいいのかと思っていた。まさか行かないわけにはいかないから、その頃になったらそれきっかけに連絡するのかなと思っていたけど、この無神経なラインのせいで、かえってもう行かなくてもいいかと思ってしまった。一度親が死んだ夢を見た時に、わたしの親はもう死んだのだと思った。わたしの心の中の親が死んだのだ。

 

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ハンガーラックを追加投入、ハンガーがかかるギリギリの長さだったのはいただけないけど、顔に落下してくる危険を回避できたのでよい。