月・火は全然会えない時間割。

 


今日は朝の窓からと、掃除の後、向こうは体育前の廊下に並んでいるところで、わたしは後ろを通っただけだった。

今日は黒い宮本くんで、わたしの昨日の黒が、宮本くんに伝染ったのであって欲しかった。代わりにわたしには白が伝染って、今日は白かった。その姿を見られたいと思ったまま、帰りまで顔を合わせることもなく、そろそろ帰る時間かなと職員室の机から顔を上げたら、授業中の宮本くんが机に何かを取りに教室から抜けて来ているところだった。ちょっとだけ動揺して、目を何度か見たけど合わなくて、でもわたしはチラチラ見たりして、出ていく宮本くんを目で追って、全然会えないわたしの顔を見にきたんだったらいいのにと思った。