4連休前の3勤中、2日宮本くんを欠いて、残り1日の今日ようやく来ていた。朝車があった。嬉しかった。意外と遅く来たようだった。

どうするつもりもなかったのだけど、1時間目の休み時間、職員室に戻って女の事務員さんに健康診断のことを聞いて、そこに結局男の事務員さんも加わり、なんだあーだこーだと言っていたら、宮本くんが職員室に入ってきた。

わたしは急な出会いに動揺して反応してしまい、それでも話は続き、女の事務員さんがそのうち外れて宮本くんに体調のことを話しかけに行って、わたしは男の事務員さんに念押しでくだらないことを確認してから話をやめたら、目が合った宮本くんが近寄ってきてくれた。

わたしの顔を見て、お礼のようなことを言うのでもういいんですか、体調大丈夫なんですかとかなんとか話した。三浦春馬くんのことが喉まで出かけたけどなんだか失礼なような大げさなような、だから言葉に詰まって、何でもないです、でも、、いや、ほんと何でもないですって葛藤するのを宮本くんが何ですかと粘って聞いてくれたので、三浦春馬くんのニュースを見て、なんか心配になっちゃって。とスルリと口から出た。あー、なんだみたいなリアクションをされたけど、そこでわたしを呼んでいた事務員さんに反応して、そちらに行って話は終わった。心配していたということをストレートに伝えられてわたしは満足していた。それに、話すのをためらっていた時、なぜか出口付近に向かっていたわたしたち。なぜだろうと思っていたけど、たぶん、話しにくいことを話そうとしてるだろうわたしを、宮本くんが職員室の外に誘導していたのだと思う。好きだとでも言うかと思ったのかしら。だから芸能人の名前が出てきて肩すかしをくらったのかもしれない。わたしが逆の立場でも、そんなリアクションをしたかもしれない。一緒に出たわたしたちの前で、男の事務員さんが見ていた。自分と話す時とテンションが全く違うわたしに、思うところがあったかもしれない。

教務の先生と話していると宮本くんが横切って職員室を出たので、口を押さえて今の嬉しかったことを噛み締めたら、すぐ忘れ物を取りに引き返してきて、その様子を見られた。わたしが喜んでいるの伝わっただろうか。

 


ワックスがけでは何もなかったし、その後思いきって学校に忘れたデザートを取りに行った時も、想像したいいことなんて起こらなかった。わたしが入ろうとしてるのを見て、ちょっと笑ったぐらい。出る時は目も合わなかった。なんで笑ったんだろう。

最近、やっぱり目が合わないことが増えた。

もうやめようと思う。今日のことは、自分が思ってるほど悪いことじゃないのかもしれない。よりいいリアクションを期待し過ぎてるのかもしれない。でも、やっぱり、もうわかりやすいリアクションがない。もしもわたしが今好きだって伝えたら、ごめんなさいって言われるイメージがある。仕事の立場上、困らせることもわかる。痛いオバさんを見て、笑っているのかもしれない。

迷惑だし、惨めだし、これで終わりだ、と思う。

毎朝毎晩の幸せな妄想で、すぐに元に戻っていってしまうけど、深追いはもうしない。