学校から離れる週末。

 


先週振り返ってみると、かなり悲しいスタートだったのに、これはやっぱり宮本くんが嗅ぎとってわたしに配慮したことなのだろうか、と思ったりする。

宮本くんの行動は後からもしかしてと思うことが多くて、それでわたしのことを好きに違いないみたいな思い込みができてしまったから、その辺の妄想はもうガードされてしまっている。そのせいで話題も膨らみにくく、後からああして話を広げればよかったのになと思ってばかりだ。必要のない話をしてはいけないと、強く思っている。もっと柔軟に話したいのだけどな。

 


そうなんだけど、事務員さんがいる時の、宮本くんの態度がやはりわたしを喜ばせる。

 


独占欲かしらん。他の先生にはそうでもないのにな、というのは何度も頭に浮かんでいる。だからわたしの事務員さんに対する態度も、宮本くんも優しく接してるからわたしもそうしたいというのもあったし、偏見など持たないようにしている。それを見てなのか、先生の中で事務員さんが優れてると感じてるところがあるのか、わたしがちょっと変わった人好きキャラになっているのか、他の先生には気がひけるけど事務員さんには強く出れるみたいなのか、そもそも事務員さんの前でわたしは宮本くん寄りなことを誇示する必要、など、疑問に思っていること上位の事柄なのだ。そもそもそうなら、一対一で誘うなりなんなりした時に、正しいリアクションを取られると思うのだけど、そういうわけでもないからなんだよなぁ。

もしかしてだけど、去年の夏休み明けの、給湯室へ並んでいた時のおしゃべりを、随分根に持っている、とかかな。わたしもあれに感じた嫉妬やショックなことは、いつまでも傷となっていて、今でも自分より優先されるんじゃないかと思う時は怖くて見れない。耳も畳んでいる。わたしが一番話して欲しかった時に、他の人に話しに行ってしまった、そのショックはとても大きかった。同じ痛みをもう一度受けるのは嫌だ。

あの時、宮本くんはもしかしたらショックを受けてくれていたのかもしれない。

わたしはその場を避けようとするけど、宮本くんは、状況を有利にしようと動く方なのかもしれない。

宮本くんが完全にわたしに興味がなくなったら、そういう行動も見られなくなるのかもしれない。じゃあまだ、ちょっとは好かれてると思っていいのかな。

 


他の先生の中で、そういうのはほぼ感じないけど、あるとしたらY先生かなぁ。どうしても同年代で話しやすいし、優しいしなぁ。好意的な視線も感じて、悪い気しないし。あったといえば、修学時健診で僅かな対抗意識を感じたぐらいかなぁ。4月初日の再会で、話してる時に目が合うとバッとそらしたやつとか。

 


やっぱり、あの頃は先生わたしのこと好きだった気がするなぁ。あれの登場があるとしても、指摘したのがやっぱり一番悪かったかなぁ。

 


今はどう思ってるのかなぁ。

クリスマス会もなんだかんだ呼んでくれたしなぁ。

校外学習もなんだかんだ優先守ってくれたしなぁ。

キープとか思っていたら嫌よ。

わたしだけがいいのにな。