まだ暗い3時に目が覚めて、思わずスマホの電源をつけて、確認したら未読だった。今から車のカバーを洗っちゃおうか、あれこれ準備しようかという気になってしまって目が冴えて、でも音楽を何曲かかけたらまた眠りについた。

 


夢を見た。行くとなったらなんだかケチくさいことを言ってきて、お昼を食べなきゃいけないだとか、お金がかかるのは嫌だというようなことをメッセージしてきたので、いや、昼からだから大丈夫ですよ的なことを返そうとしていた。

 


起きたらピーカンに晴れてて、笑った。

宮本くんも笑っているような気がした。

7時。返事はまだ来ない。

下で寝てる旦那をなるべく起こさないようにして、サッサとカバーを洗い、車を拭き、洗濯機をかけ、庭の草木に水をやり下の子の靴を洗ったぐらいで、LINEが入っていた。

 


また次の機会にお願いします。

 


今日、このコンディションで行けないんだったら、この先は無い。そういうことなんだろう。

 


萎れていく心、でも活動を止めず、片づけ、そのうち起きた旦那に今日の予定を提案し、受け入れてくれることに感謝しながら、今日一日をわたしらしく過ごした。

 


わたし結構、晴れ女なんです。

 


どんな言葉ももう伝えることはない。

今日はいつ見ても眩しい夏空。わたしが肯定されてると思った。ひとつも間違っていないって。

台風なんて全然来なかったし、雨ひとつ降らなかった。

 


明日、どんな顔したらいいのかな。

幸いしばらくメガネかけないといけないし、表情を隠せるけど、どう話を振ってくるのかな。行ったんですかとか、よかったですよとか、綺麗だったとか、楽しかったですとか、いろんな話聞けたとか、でももう興味あるっては言ってもらえないんだろうなとか、わたしももうどうですかとは勧められないんだろうなとか。

 


誰に対しても、何かごまかして、嘘を混ぜて、嘘の自分を作っている。それはきっとわたしの悪いところなんだな。今日のごみ拾いでも、ちっとも浄化できなかった。なんて素敵なロケーションなんだ、ここに宮本くんがいたらよかったのにな。と何度か思った。

 


いいこともたくさん。

色々と次に行ける。

他の女性たちとも、差をつけた。

わたしはできることはした。何もしないで、現状維持をしている人たちとは違う。

 


ハンカチも捨てた。

万が一、もとの状態から抜け出せなくなったとしても、わたしの意志が続くように、よりどころとしている物を捨てた。

 


この使い物にならないわたしを、早く治さないと。元の何にも感じてなかった頃の宮本くんへの対応に戻るべきだ。

 


夜になってやっと涙が出てきた。

わたしのこと、好きじゃなかったんだなぁ。

それにほんとにビックリだわ。