夜1時半に目覚めて、目覚ましが鳴るまで宮本くんのことを考えて、少し寝た。

 


今日はいい日といえばいい日だったけど、5限目がだめだった。

わたしは待っていたのに、図書のおばさんにずっと取られちゃった。しかも給湯室押しかけて。おめー高橋先生好きなんだろが。宮本くんにまでかかるなよ。と毒づく。

 


1限目終わり、トイレから出ると、職員室で電話している宮本くんはメガネだった。今日はわたしもメガネ。揃った。

先生のクラスの子がケガして休んだらしい。

 


今日も夏日の業間、オナモミを探して学校を一周すると、校庭に出たところで宮本くんがいた。今日は先生のクラスは違う場所なのに、単独で4年生の子と遊んでいた。鬼ごっこをしていたようなのに、わたしが鉄棒のところまで来ると、走って鉄棒周りに集まってきた。足をかけてぶら下がる宮本くん、何かするのかと見ていたけどずっとぶら下がっていて、降りてこちらに来た宮本くんの顔が真っ赤だったので、先生顔が真っ赤、とメガネの先生に声をかけたら、暑いですねとか何とか言って向こうに走っていった。その途中で上着を脱いで、可愛い白いTシャツと黒パンで、鬼ごっこを続けていた。わたしは先生を目で追って、チラチラと目が合う気がする先生を見ていた。彫刻だからね、先生は。

 


掃除の時間はわたしが泣く子を見に行く間、手伝いに来てくれていた。わたしが戻るとすぐどこか行ってしまったけど、嬉しかった。

 


今日も入りたいのを我慢したのに、結局揃った空きはチョコレートもあげられなかった。贔屓、そして抜けがけしようとしたからだろう。

 


明日の体育、理科の実験見ないといけないけど、体育入っちゃおうかな。Y先生に会わないようにしなくちゃ。人が少ない今、何か残したい。

 


最近は結構好意を感じて、寄っていきたくなってしまっているけど、ついこないだまで嫌われてると感じてたじゃないか。どうなってるんだろうな。一番は校内研のストレスから解放されてからかな。

 


メッセージが欲しいけど来ない。

 


最近も心理学の本はなかなか進まないのだけど、行動学に動物の実験は欠かせなくて、結構動物にも思考とか、予測とかあって面白いなと思っていたら、今日はカラスに驚かされた。

下の子と校庭で遊んでいて、下の子が国旗を掲げる棒の上のカラスにカアカアとしゃべりかけた。

下の子は鉄棒で遊びたがり、手に持っていた花と木の皮が、風で飛ばされることを懸念した。わたしは持っていたカバンや水筒でそれを囲い、これで大丈夫だろうと言って鉄棒で遊んでいた。

と、遠くで小学生があーっと叫んで、わたしの置いたカバンにカラスがちょっかいをかけているのが見えた。

わたしは慌てて駆け寄って、カラスを追い払って無事を確かめた。と、カバンの中に、お花と木の皮が入れてあった。

わたしは確かに入れてない。カラスがそれを入れたのだ。

メルヘンの話ではなく、わたしの憶測で、恐らくカラスは会話を大まかに理解しており、子どもが花を飛ばされるのを嫌がっているのを知って、気をきかせたのだ。

今本を読んでいるからこそ、この出来事がすごく残り、自分の中で確信できることとなり、エピソードとなって残るだろう。

カラスがカバンにお花と木の皮を入れるメリットとは何だろう?子どもが喜ぶのを見ることだろうか。