今日はちょっとほっこりしている。

 


雪で遅刻してしまって、慌てて学校に入る。

支援の時間短くなっちゃうな、でも、いいか、と思いながら教室に向かった。

入ると昨日のかけ算のゲームをしていて、先生だけと挨拶したかたちになった。

通常モードで支援に入っていたけど、昨日、わたしは許そうみたいな結論に至っていて、視線など柔らかかったのかもしれない。授業中の先生と目こそ合わないけど、黒板をしっかり見て、本当にいつもの状態に戻った。今日も滑らかな授業をする先生。支援に入った頃のは、本当になんだったんだろうな。Yくんがとり乱して終わったので、そのことのフォローと、2限目の話をした。たぶんアテしている先生がお休みで、もしかしたらあれに頼んでるのかもしれないしと、おずおずと話をすすめると、やっぱり情報が入ってないことがわかり、先生が確認の電話をして音楽はなしになった。去り際、次空いてることを伝えて教室を後にしたら、職員室まで来て、ほんとだ、何しようかなぁなんて言いながらうろうろして、そうだ、図工しようかなぁ…先生、お手すきですかと聞いてくれた。はい、4年生の先生ごめんなさい、本当は発育測定のお手伝いをしにいこうと思っていたし、アテにしていたかもしれない。でもすいません、図工に行きますと、教室へそそくさと移動した。

図工の支援に入ることになるとは。

怒って怒ってもう二度と入ることはない、とそれを切り離したのだけど、先生は本当は気にしてくれていたのかな。Sについてください、と言われていたのでだいたい側で過ごしていたら、近くを通った時に、しゃがんだところを見られているようで、嬉しさを感じてしまう。

片づけの時失敗したけど、その尻拭いをできるだけして、さぁたてわり活動いこうと慌て気味に教室を出ようとすると、先生とぶつかりそうになった。

2限目が終わってやっと、先生ありがとうございましたと言ってくれた。

 


そんなこんなでなんだかんだ2時間、心を暖めてしまってほくほくして帰る時、雪道で滑りながら車を出して先生の学年の子どもたちが通りすぎるのを待って、Sくんがいたので窓を開けて、でも気づかず通りすぎ、わたしもゆっくり校門に向かうと、先生が黄色い傘をさして後ろから歩いてきた。もしかしてだけど、出れるか心配して来てくれたのだろうか。しかしゴールド免許のわたしは一瞬スリップしたものの、難なく校門を出て、学校を後にしてしまった。入り口の見守り隊のおじさん達と話しながら、わたしを見送ってくれているような気がして、わたしも後ろ髪引かれながら、雪道をよそ見して走っていった。

 


今日は、おずおずとお互い歩みよれたのだったらいい。