今日はまあまあ。

 


業間、2時間連続の体育で冷えた体を、隠れてストーブにあたっていたら、そのうち入ってきた。隠れてるのは見たかどうか。

この後3限が待っているんだ、とひとりハラハラしながら。

あれが騒いでいる時、話に入らないのはいつも嬉しいな。

 


教室に入ると、今日は挨拶してくれない。基本の挨拶はどうしたんだ。

まぁいいやと思いながら、Sくんについたり、うろうろしていたけど、今日はなんだか避けを感じる。そうかーと思いながら気落ちしていると、先生が印刷で出て行った。それにもショックだったけど、その間に、子どもが一瞬でトラブルを起こす。なんとか1人でいなしていたけど、先生が戻ってきて、話を聞きに来てくれた。事態を把握して、子どもたちと廊下で話をしていた。その後ぐらいからかな、ちょっと側に寄ってくれたり、Yくんを口実に?側で話をしてくれたりした。反省かな、悪いことしたと思ってくれたのだろうか。この俳句を先に作ろうか、と先生が持ってきたので、わたし見ましょうかと言って、一瞬譲ろうとしたけど、結局先生もいて3人でした。

ここのところ、ちょっと意味がわからないんだけどと先生が指摘したところは、わたしもさっき目にして疑問にしていたところで、そうだそうだ、と思いつつ、ここも、と漢字の読みが変なところも指摘して、しんとなった空気がちょっとおもしろかったので吹いてしまって、あ、ごめんなさいと言って正して、読みを直して、俳句をどうしようか、と皆で考え始めた。わたしが消しゴムで消して、それを先生は見ていて、全部消せたら消しカスは払ってくれた。その時、ちょっとだけ手が触れた。今日もまた触れた。

結局先生が575全部変えたので、全部変わっちゃった、とつっこんでみた。あれ大丈夫だったかな。でも結局、あの俳句もう正確に思い出せないんだけど、あの俳句もだめなんじゃないか?みず、と読む水使ってたっけ。週明けにまたこっそり確認しよう。でもダメ出しは気をつけないとね。

先生がまた見当たらなくなり、きょろっと探すと後ろにいた。先生、好きよね。死角にいるの。本当は苦手なんだけど、先生なら、嬉しさの方が勝つ。

ふとすることがなくなって、先生の前に佇んでいると、先生、と声をかけられ、ちょっと期待して振り返ったら印刷を頼まれた。反省を活かしてなのだと思う。でも戻ってきたらすぐチャイムが鳴った、あなたもわたしも天然だから、ちっとも事がうまく進まないね!

 


5限後、階段を降りてきた宮本くん、今日は目が合うかなと見ていたら、今日はちらと見てくれた。わたしの先を、気持ち気まずそうに歩いているような気がした。

職員室に入ったら、事務員さんの席の前の文房具が入っている引き出しから物をとっていた。なんとなく自然だったので、5限に書いてあったボディーパーカッションの話題を振った。100乗り気じゃないけど、なかなか進まなくて、とか、これからもするのかという問いには濁されたような気がした。顔をたたく仕草をしたら、いや、主に手で、と答えてくれた。職員室に人気はなかったし、いるのは目の前の事務員さんだけだった。これで夏の給湯室の恨みは晴れたかしら。事務員さんには一言も話しかけなかった。

 


教室に仕方なさげに置かれたペットボトル。

そう見えるのは、わたしがそう感じとっているから。

今日も出る時、一応寄ってきてくれたけど、Y、がんばってましたねみたいなことを言って、わたしも愛想笑いみたいになっちゃって、先生にドアを閉められたのがちょっと気になった。閉めてくれたともいうのか。

でも、やっぱり普通に先生に避けられてるのかなって思った。もしかして嫌われてるのかもしれない。