今日は日記を書かないと思っていたのだけど、結局書いてしまう。
今日も昨日と同じような日だった。
先生はもう近づいてこない。
あんまりだった4時間目の終わり、ちょっと大丈夫かなと思って色々話しかけたけど、ダメだった。わたしの言葉はどれも空を切った。
色々原因はあると思うけど、大きくウェイトを占めるのは皆が計算ができなかったことだと思う。珍しく特に失敗した部分の対策もせずゴリ押しで、しかもいらいらした様子で子どもたちに当たる先生、わたしは今日は引くより逆に心配になってきてしまって、先生もだけど子どもも、パワーアップを聞いたけど漢字だと言われた。SくんがAちゃんに心を開きだしたこと、Aくんの出来が悪いことを伝えようとしたけど、それはもう聞いてもらえなくて、まあ先生はわかってるからな。とわたしも引いた。
その後トイレ前ですれ違っても、保健室前ですれ違っても、目こそ合いはすれ、言葉を交わすことはなかった。わたしは随分すっきりと目を合わせることができるようになっており、わたしの中に偽りはないのだと思う。
Sくんが、授業中「◯先生、助けて」とわたしを名指しで呼んだ。
それは今日一番の出来事。
なんとなく感じる、クラスの先生への気づかい。
最近いっそう酷い、皆ハラハラしている。
わたしが優秀なのでもない、先生は悪者になりやすい。皆はわたしを逃げ場にしているんじゃないか。それはもしかしたらわたしが仕向けたのかもしれない、無意識の先生への仕返しの伏線を貼ってたのかもしれない。
今日それがうまくいったのかもしれない。
先生の自尊心を傷つけたかもしれない。
今の状況に欲しい展開だった。
Sくんは可愛い。本当は優しくて賢い子だ。
わたしのためを思っているのかもしれない。
最近娘に見透かされているのと同じぐらいの透視を感じる。
自分の頭の中がごちゃごちゃになっていく中、助けてくれると思ったのがわたしだったのが本当に嬉しかった。
胸の中にしこりとして残ってしまっていることは、あの暗幕が、わたしのために用意されたと思っていたから、そうじゃなかったこと、そしてその日はチョコドーナツをあげようと思っていたこと、子どもたちがおざなりにされてるその様子が思い浮かんでしまったこと、気に入らないあれの顔、などが浮かんで、最近は早く目が覚めてしまうのだ。
そういえば佐川の人、もっと若い人に変わったのかと思ったら、また前の人が来てくれた。しかもちょっと世間話みたいなのしてくれた。道のこと。嬉しかった。ちょっと格好よくなった気がする。