県費の先生が休むと、わたしの支援計画はあっさりと崩れてしまうから、ちょっと、先生のクラスに入る時は休まないでください。金曜だけにしてください。

 


楽しみにしてた4限目もその先生が動いたから1年生になってしまったけど、5限目の不安もあったけど、仕事を全うしなくちゃという思いもあったので、粛々と過ごしていた。生活で野菜を植えたんだろうけどな。とか思いながら、給食の後片づけの時に1年教室の横を通ってくれたのを嬉しく思っていた。何故か照れて、顔を隠すようにしてしまったのだけど。

 


5限目はもう逃げるように2年教室に隠れた。

死守するのだ、この時間を。

 


ハイライトはわたしの背中チラかと思っていた。先生は後ろにまわって、何度か覗いてくれたんじゃないだろうか。密かに嬉しがっていた。先生は素敵なジャージのお尻の部分が破れてしまっていた。低学年相手に何か無茶なことしたんだろうか。白い布が見えていて、先生、今日は白なのか、などと思っていた。わたしの黒は果たして見えたんだろうか。

 


終わり際、しばらく目を辛そうにしていた先生に、目大丈夫ですかと声をかけて、いや、ちょっと洗わないとというので職員室まで取りにいって洗浄液を貸した。結局使ってくれたのかな、あれ。

野菜のポットを整頓するのに、わたしやっときますという頼りない言葉では先生の信用に足りなかったみたいで、一緒に片づけてくれていた。先生の手がバンバン触れて、持つポット持つポットに先生の手が触れ、わたしが先生に触りたいからなのか、もうその触れる気持ちよさで、どっちが触ろうと思ってるのかわからなくなって、とにかく一生懸命苗を揃えて数えていた。麻痺していく頭では、うまく数えることができなかったのだ。

 


先生に向かって、相変わらず卑猥な言葉を投げかけるわたし。

苗が倒れてもうたたないだの、頭の中がぐちゃぐちゃだの、苗は太くて葉っぱが大きいのがいいだの、ちょっとした下心を込めて伝えていた。

 


なんとか揃って教室に置くのにも、手持ちの苗を持っていったら手で受けとってくれた。当たり前のように包まれる手。

洗いたくないな〜とか思いながら、帰りにお手洗いで洗って帰ったのだ。

 


先生は今日体調でも悪かったのかな。

わたしも寝不足でつらい。

今日はゆっくり休もう。