今日は図工の絵の感想をみんなと言い合おうと、水筒の忘れ物も預かったし、早めに教室に向かうと、まだ、というか、前の時間はICTだったのか、さすが宮本くん、ぐらいに思って辺りをぐるぐる回ってきてもまだ終わらず、先生が気づいてだったか水筒を渡して、教室の外で待機していたら、先生も2人しかいないからね、みたいな台詞が聞こえてきたので慌ててそっと教室に入る。遠回しのサポート要請だったかもしれない。

なんとか意向を汲めて、間にAくんをなんか強めに叱ってなんとかちゃんと片づいて音楽に向かった。半分しかない、と不機嫌にしていたけど、先生はまぁフルの音楽よりよかったのでは?なんて思っていた。かえるのがっしょう皆1時間目から上手に吹けたし、Yくんの不調に気づけたし。

 


全体的に、なんとなくだけど、先生のことバカにしてるよね。それはどこからくるのだろう。

まぁ先生は抜けてるところもあるし、間違いを言うこともあるし、矛盾もあるし、頼りなく見える時もあるかもしれない。それでのキレかなと思う時も多い。でもちょっと、舐め過ぎというか。先生ってもっとすごいのよ、とわたしは思うのだ。

 


音楽もがんばっていつも通りを心がけてる先生がいじらしいので、帰り、ちょっと思い切り言いすぎたかもしれない。

先生が音楽の出掛けに、はぁ、っていつもの表情をしたので、誰か困ってますか、といい、頷くので、矢継ぎ早にAくんとか、といい、頷くのを確認して、シンプルにムカつきますよね、と言った。え、と先生が聞き返すので、あれ聞こえづらかったかなと思ってもう一度、シンプルに、ムカつきます。と丁寧に言った。後から思ったら、聞き間違いかと思ったのかもしれない。

ちょっと驚いたかもしれなかった。けど誇張なしにずっとそう思っていた。代弁をしたと思っている。算数の時のエピソードと、音楽で軽くしめたことをからりと伝えた。そっか、僕以外の先生にもそんなことを、みたいなことを呟いた。先生も言われてるの自覚あって我慢してたのかなぁ。とか思った。途中でいつもくっついてくる女の子を追いやる素振りをした、子どもに聞かせる内容ではないと思ったのだろう、わたしも不適切だったと今もうちょっと聞こえないように言うべきだったと反省してる、でもわたしは2人で話したいのではないかと思って喜んでしまうのだ。

 


昼休みのフェスタとやらも、結局関わることになった。モヤモヤイライラすることも多かったし、家に帰ってもかなりの時間を要したけど、まぁ落ち着いた。保健室に様子を見にきた先生は、わたしじゃない先生を期待したのだろうか、それともわたしだと思ってきたのだろうか。全然目は合わなかったのだけど。途中Yくんが帰るとかで、先生は出ていった。

5時間目が始まって、その子に3分後に授業に行こうと切り出したら頷いてくれたので、片づけモードに持っていっていると、先生がまた来た。

 


わたしは先生にとってもあの子にとってもそれにとっても邪魔だったなら、いない方がよかったのだろうか。わたしは望まない依存を遮りたかったのだ。わたしにも邪念は邪魔をしていろんな感情をわかせたけど、要は、わたしだけが浮いているように、そうする先生の嫌いもあるのだ。先生のそういうところが嫌い。わたしはわたしの正義感を信じて、そしてあくまで先生の正義感を信じている。明日もきっとそうする。

 


それの罠にかからないようにしないと。今日だって、先生の悪いところを言うように誘導したように感じたから、ちょっと惚気てやった。わたしは先生をわかってます感を出した。先生がそんなこと言うわけないやん。そして子どもの言い分の、先生もちょっと嫌な目で見てくる、は、割とありだと思うという判定。昼のアシストが今日のわたしの口をちょっと軽くさせた。いけないいけない。若狭の女だけは喰えないんだ。

 


深層心理で付箋に対抗しているのか、今日も急遽お菓子を置いていってしまった。今日のねぎらいだな。迷惑な支援だし、心遣いなんだろうか。