9月はやいな。

時間は常に等しく流れている。

こうやって少しずつ進んでいく。

 


何者にもなれなかった自分。

自分で決めればいいのだけど。

 


宮本くんが、支援が欲しいと言えないことについて。

そういうところあるよね。頭を下げられないというか。

教務の先生に、宮本くんに言われたの、って言われて気づいた。確かに言われていない。でも支援が抜けることを、確かに困っていたのだ。もしかして、言うように仕向けられていたのかもしれない。それは宮本くんの無意識の中で。

最近、無意識が流行っている。自分の無意識に気づく機会が多く、本当に無意識の領域は多いのだなと驚いているからだ。

そういえばあれも無意識だと思う、昨日生活の4限に作業を持ってきたやつ。そうやってわたしからアクションを起こすように、仕向けたんだと思う、無意識で。

 


わたしが欲しいと、必要だと言う必要がある宮本くん。萌える。言ってほしいから。それに、きっと言わないと思っているから。

そういえば、そんな宮本くんが、去年は版画の時に手伝ってくれってわざわざ言ってくれたな。かなりトラブルが引き起こされたけどね。しかもわたしに直接依頼されても困るんだ。だいぶ困ってたんだ去年。入りたいのに入れないもどかしさとかあったから。

 


わたしの思考の中心に置かないように努めている。

気を抜くと、全ての行動の中心を宮本くんに据えている自分がいる。それはきっとよくないんだ。いろんなことに心を捉われるようにならなくちゃ。

闇雲に6年男子の色気の増してきたことに思いを馳せてみる。いや、あの子男らしいが過ぎるでしょ、とか思う。声変わりしたあの子の、かすれた声を聞くとなんだか耳が取られてしまう、それを本当に不思議に思っている。声変わりとは即ち生殖のために存在するのかと思っている。

 


そのうちまた頭の中が宮本くん一色になってしまうだろうか。

学校にも集中しすぎない。夏休みはほんと大事な時間だった。

一色に染まっているというのは、やはり依存で、いろいろと弊害があるのかもしれない。

 


昨日話した「快」という言葉は伝わったのかな。とりあえずSちゃんを構い、そして懐かれてる姿を見た。得意の即実行してくれたのかな。

 


今日、少しでも顔を見れるかなと思って階段をわざわざ遠回りしたらいて、思わず笑いかけたら、こんにちはって言った。さすがに多少ずっこけてリアクションしたよ。さっき支援入ってたの、記憶にないのですか?

 


気づけば追いかける、口実を探す日々の始まりだな。がんばって節制しないと。

黒々とした眉と目、今日も格好よかったな。

今日はGOTシャツだった。嬉しい。