今日は一転、先生の方が気にしてるところがあった気がするような。嬉しい日になった。

 


1限後、Kくんと職員室に入るから、なんだと思って、図書支援員さんの話をかわしつつ、一区切りついてもまだ前の席で何かわいわいしてたから、先生のお手伝いだって、えらいな〜なんて褒めつつ先生の席に回ると、なんだ仮面ライダーの塗り絵を物色してたので、あれっ、お手伝いじゃない、と言ったのがその時のハイライト。先生は前を向いたまま、ニヤリとしていたような気がする。

 


3限の初めに、次も入れることになったのを言おうと思って近づいてたら、先生が気にしてくれた。なかなか珍しいのさ。普段、どんだけ冷たいんだっていう。先生は喜ぶというよりは最近受け入れに近い反応をくれる。受け入れてくれているなら十分なのさ。

すぐオープンホールに移動になったので、騒ぐだろうしうるさくなるというていでドアを閉めた。邪魔者は入室不可能にしたのだ。そんなわたしを先生はどう見ていたかな。

 


穏やかな3、4限を過ごし、4時間目は楽しいことをするという予告をわたしは過大に受け取って、わたしにとってもいいことかと思ったけど、郊外学習に行けるというお知らせだった。今回もわたしは行けないのかなぁ、何も伝えてこないしなぁと思って静かにしていたら、盛り上がっていないと感じとった先生が、行けるのはすごいことなんだぜみたいなことを言っていた。まぁわたしは正直わかんないし。

 


期待せずの放課後は、あちこちで男子に助けられたり近くに寄ってきてもらったり、思いの外楽しんでいた。調子に乗らないようにだけしないと。

宮本くんは徐々に寄ってきてくれたようなイメージで、テントは隣を支えてくれて目が合ったり、児童玄関で最後に出て、2人でドアを閉めたりした。すごく体が大きく見えて、迫る先生の迫力に押されそうだった。

帰る前、白線のライン引きを褒めたら喜んでくれたと思う。

 


実習生のフルートを弾く青年が、雨が降り出してキンモクセイの木の下にいたわたしの隣に来てくれた。わたしは話しかけた。その青年も、前からわたしに興味を持ってくれていると感じていた。視線がそうだった。ひとしきり話して、ちょっとシチュエーションがよかったのもあり、随分印象に残った。

 


それにしても、今日は睡眠がうまくいかなかったところの、夢で宮本くんがわたしの手に触れ、わたしの手からアイスを食べ、それが願望なのだなと思えたのがよかった。わたしの好きなのはやっぱりあなたなのだ。

先生も同じ思いだったらいい。