下がったまま、浮かなかった今日。

朝一、クラスの皆の調子は悪くなく、わたしはポジショニングに戸惑いつつ、ぽつんとクラスを後にした。

 


授業の後に、5限目の体育とはと思って尋ねようとしたけど、先生の周りは混んでいたし、それまでにどこかで会ったら、と思っていたけど、至極つまらないタイミングでそれも聞いてしまった。今日はKくんがちょこちょこ職員室まで来ていて、先生がまわりにいないと思っていたので追いやるようなことを言っていたのだけど、先生はその反対側から出ていくところだった。

わたしが言っていたのは知ってたのかなぁ。

寂しくて、思わず呼びとめてしまった。

先生は呼ばれたから振り返るみたいに、コンマ何秒置いて振り返った。体育って支援いるんですか、と聞いたら当たり前みたいに、あ、お願いしますとだけ言って、向こうに行った。

 


一方でわたしはなんだか機嫌はよさげで、ついにこにこした。先生と一向に目が合わない授業中も、一緒にいれるだけでよかったし、もしかしたら、やっと赤ちゃんができるかと、意外にも喜びの方が勝っていたのかもしれない。

 


5限目の体育も、久しぶりの先生の体育なのに、なんだか振るわなかった。マット運動をする先生は、しっかり見学した。パンツが見えるという噂の先生、全然ジャージじゃないズボンを履いてベルトを締めており、前転した先生の背中が確かに見えていて、うーん、今日の下着はピンクかしら。先生、マット運動でわたし呼ぶの好きよね。得意なのかな。綺麗に上手にするしなー。側転も格好よかったし、できれば倒立してほしい。それをわたしに嬉しそうに見せてほしい。

ってな感じで静かには盛り上がっていたのだけど、先生がなんだかな、まあ月曜日の先生といえばそうなんだけど。わたしサイドも多少は違っただろうし。

照れかなあーとか。